ahuthor=ゆっき
読者の皆様は、キュウリとローズを使用した個性的なお酒があることをご存知だろうか? 今回は、そんな個性的なお酒「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」(参考価格3,600円、容量700ml)を紹介しようと思う。スコットランドのウイスキーメーカー「ウィリアム・グラント&サンズ社」の伝統的なレシピで造られたジンだ。
「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」って何?
「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」は、少量生産にこだわり、スコットランドで蒸留されたジンである。華やかでフローラルな香りには、なんとキュウリとバラの花びらのエッセンスが使用されているそう。さらに11種類のボタニカル(香草、薬草、種子類)が使用されており、上品な香りが特徴だ。
ジュニバーの気分を一掃してくれるような香りとレモンピールの苦味ある香りが混ざり合い、長い余韻を味わい楽しむことができる。浸漬、蒸溜、ブレンドは独自の製法で行われており、本家の英国ではキュウリの飾りが添えられていることでよく知られるこだわりのジンとのこと。
華やかな会場で至るところにキュウリとバラを発見
今回、ゲストバーテンダーとしてシャーメイン・アン・シオ氏を迎え、「HENDRICK’S GIN(ヘンドリックス・ジン)」を使用したカクテルを披露するイベントが開催された。
イベント会場はローズの赤とキュウリの緑で飾られた芸術性溢れる空間になっていた。プロジェクターには幻想的かつファンタジーなアニメーションが投影されている。蓄音機から流れるレコードの音色は、古き良き時代のイギリスを想起させる。
「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」を使用したカクテルにいざ対面!
四角いトランプカードに、カクテルのイメージとそれぞれ使用している材料などが記載されている。
ウェルカムドリンクでは、「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」×「CUCUMBER(キュウリ)」によるジントニックがふるまわれた。
キュウリのトッピングが珍しい。「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」そのものの味わいを存分に楽しめる。しっかりとキュウリの香りと風味を感じることができ、炭酸によって柑橘系のさっぱりとした味わいが際立つ。
次に「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」×「ORANGE(オレンジ)」は、濃厚なオレンジシロップが使用されている。 柑橘系のすっきりとした味わいの中に、ナッティの香ばしさとメープルのような甘さを感じることができる。
そして、受賞歴を数多くもつシンガポールで有名なバー「28 Hong Kong Street」でバーテンダーとして活躍されたシャーメイン・アン・シオ氏が、今回のイベントのアンバサダーとして登場した。慣れた手つきで次々と材料を加えながら、シェイカーを振る姿に会場は圧倒された。
シャーメイン・アン・シオ氏によると「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」×「ORRIS(オリス)」には、玄米茶を使用しているそうだ。バイオレットの香りとマッチして、香ばしさを引き立てる材料は何かと考えたときに思いついたものが玄米茶だったとのこと。ラベンダーカラーのカクテルからは、妖艶さと大人な香りが漂っていた。
「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」は、キュウリとローズというユニークな組み合わせにより、やはり他のジンとの違いを引き立たせている。「一風変わったお酒を飲んでみたい!」という方は、「Hendrick's Gin(ヘンドリックス・ジン)」を試してみてはどうだろうか。