17日に放送されたTBS系情報番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜10:00~11:22)で、合成麻薬MDMAを所持したとして麻薬取締法違反の疑いで警視庁に逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者を特集。爆笑問題の太田光とテリー伊藤は芸能界復帰の可能性に言及し、杉村太蔵が「それは甘い」「許される話じゃない」と指摘した。
テリーは「沢尻エリカは芸能界でも唯一無二の存在。圧倒的に美しい。あの存在って吉永小百合さんとか夏目雅子さんに近い。ものすごい力がある」と言い、「そうすると若い時から彼女に対してみんな敬語を使い、彼女は孤高になっていく。そういうときに彼女がそこに手を出したというのが残念」とコメント。「彼女は年を取っても力のある、時代劇も魔性の女も似会う、もしかしたらあと10年すればお母さん役もできる、特別な女優だったから本当にもったいない」と残念がった。
太田は「覚せい剤とマリファナとMDMAってどれだけ…中毒性でいうとMDMAだからもしかすると、ちゃんと更生してまた女優にっていうことも考えられるのかどうなのか、そのへんがちょっとわからない」と芸能界復帰の可能性に触れ、すると杉村が「僕はそれは甘いと思う。どう考えても甘いですって、芸能界」と指摘。「この時点で復帰っていう話なんて、とてもじゃないけど許される話じゃない」とストップをかけた。
太田が「罪を償ってそのあともう1回彼女が…」と罪を償った後の話だと言うも、杉村は「いや、それは違う。芸能界は、面白いとか演技ができるとか歌がうまいっていうよりも、正しいということが条件。社会人としてきちっと正しいことをやっているっていうことが最低条件じゃないといけない。というのは、影響力があまりのも大きいんですよ。これを見て沢尻さんのファンが真似するということも無きにしも非ずですよ」と意見。「スポンサーに提供されている番組なんかは一発アウトだってきちんと示さないとダメですって」と強く主張した。
杉村はまた、テリーに対して「『唯一無二の存在』って持ち上げすぎ」と指摘。テリーがそれでも「本当に唯一無二の存在」と繰り返し、「これから彼女はいずれ復帰しますよ。そのときに見ている人が『あの捕まった沢尻ね』っていうような頭がどっかに残っちゃう。演技やっていてもそれを消すというのはなかなか難しい」と復帰に言及すると、杉村は「この時点でいまだに復帰って言いますか」と信じられないという表情を見せ、テリーは「でも彼女は芸能界で生きるしか術がないかも」と返した。
トークがヒートアップする中、田中裕二が「間違っちゃいけないのは、テリーさんも太田も擁護しているわけじゃない。薬やっていいと言ってない。ダメなんだけど、人格から人生すべてを…そのために法律がある。法律にのっとった上で刑期を終えたら自由。だからといって間違いじゃないと言ったわけじゃない」と補足する場面もあった。