メ~テレ(名古屋テレビ)とテレビ神奈川で放送されている連続テレビドラマ『本気のしるし』(メ~テレ 毎週月曜 24:54~ テレビ神奈川 毎週水曜 23:00~)のトークイベントが16日、都内で行われ、土村芳、宇野祥平、深田晃司監督が出席した。
『ビックコミックススペリオール』(小学館)で2000年3月~2002年11月まで連載されていた星里もちるの同名漫画を実写ドラマ化した同ドラマ。中堅文具メーカーに勤める辻一路(森崎ウィン)が、謎の美女・葉山浮世(土村芳)と出会ったことにより日常が狂っていく、というストーリーだ。
この日行われたトークイベントに、謎の美女・葉山浮世を演じている土村芳と深田監督が登壇。オーディションで浮世役を射止めたという土村は「オーディションを受ける前に1巻だけ読ませていただいたんですが、この人(浮世)は何だろう? と分からないままオーディションを受けました。正直、受かりはしないと思っていたんですけど、深田監督なので私という役者が存在しているというアピールを含めて受けに行きました(笑)」とオーディション当時を振り返った。
役を射止めてからは原作を全巻読んだそうで、「結構ヒントになる言葉があって、共感というよりは理解を深めていきました。演じる以上は一番浮世の味方でいられるようにと心掛け、なるべく何もやらないことを徹底しました」と演じる上でのポイントをあげながら、女性からは嫌われそうなキャラクターに「今頃私は何人の女性を敵にしているのか。全然そんなつもりはないんですけどね(笑)」と苦笑い。そんな土村の演技について深田監督は「浮世役は難航すると思いましたが、決めないとヤバいという時に土村さんが来てくれました。土村さんはすごくナチュラルに自然と本心で言っている役者さん。見ているこっちもキュンとする方ですね」と絶賛した。
イベントの後半には、土村扮する浮世の夫と名乗る葉山正役の宇野祥平がサプライズで登壇。土村は「ヒゲ伸びましたね!」と久しぶりの再会を喜び、「今でも忘れられないのが、公園で(宇野が)土下座をするシーンで、結構まじめなシーンだったんですけど、撮影中に宇野さんが怪我された時に立ち寄った病院で出会ったおばあさんの話が忘れられず、その話が頭から離れられなくてそれを忘れるために全精力を注ぎました(笑)」と明かした。 最後に「7話の終わりから新たな人物が登場し、ポイントになってきます。ここからさらに目まぐるしさも増していきます。原作を読まれている方もここから原作との違いを楽しんでいただけると思うので、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います」とアピールしていた。