落語家の笑福亭鶴瓶とTBSの安住紳一郎アナウンサーが16日、都内で行われたBS民放5局の共同制作特番『鶴瓶&安住の放送局漫遊記』(12月1日13:00~21:00/フィナーレ第2部 22:30~23:00)の制作発表会見に出席した。

  • 笑福亭鶴瓶(左)と安住紳一郎アナウンサー

BSデジタル20周年イヤー突入とBS4K開始1周年を記念して放送されるこの番組は、鶴瓶と安住アナがBS5局(BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSテレ東、BSフジの)を渡り歩き、各局を代表する話題の番組に参加。それぞれ1時間半の生放送で番組の出演者やゲストとトークを交えながら、番組のエピソードを引き出していく。局から局への移動中も完全生中継し、4局同時生放送のグランドフィナーレを迎える。

8時間という長丁場について、鶴瓶は「僕は(フジテレビで)27時間とかやりましたからね。8時間なんか小さいもんですよ。もう二度と出してもらえないですけど(笑)」と余裕の様子。だが、安住アナは「鶴瓶師匠と生放送っていうのは危険でしかない。2003年の『27時間テレビ』で長崎の中継先で泥酔して、起こされたらパンツ脱いでらっしゃったんですよ」と、バラエティ史に残る“事件”を引き合いに出して心配した。

今回の特番のプロデューサーを務めるのは、元フジテレビで現在は『チコちゃんに叱られる!』(NHK)などを手掛ける小松純也氏だが、鶴瓶は小松氏を指差して、「(当時の『27時間テレビ』を)やったんはあの人ですよ!」と主張。それに乗じて、安住アナが「今回はその様子を4Kで出そうということですね!」と振ると、鶴瓶は「きれいに映るで…おい! ないない、そんなもん」とノリツッコミで応じていた。

小松氏とは長い付き合いの鶴瓶だが、「今『チコちゃん』で当てはったんやけど、それまでは俺ずっと小松さんとやってたのに、全部スベりましたからね。あの人との番組“泥舟”や言ってましたからね」と回想。会見の進行を務めるテレビ東京の角谷暁子アナウンサーに「今回は8時間泥舟に乗っていただく…」と言われると、「あんたが“泥舟”言うのやめなさい!」と制止した。

会見で、安住アナはほかにも、『独占!男の時間』(テレ東)、『金曜10時!うわさのチャンネル!!』(日本テレビ)での鶴瓶の裸にまつわる失敗談を暴露。鶴瓶は「若かったんですよ。まだ22~23(歳)のときですから、傷跡残さなあかんと思ったらホンマの傷跡になってしまった」とオチを付けたが、角谷アナに「傷跡じゃなくて爪痕じゃないですか?」と冷静に訂正され、「そうそうそう…。腹立つわ~こいつ!」と悔しがっていた。

  • 角谷暁子アナウンサー(左)と笑福亭鶴瓶

各局のコラボ番組は、『BSフジLIVE プライムニュース』(BSフジ、13:00~14:30)、『徳光和夫の名曲にっぽん』(BSテレ東、14:30~16:00)、『お笑い演芸館+』(BS朝日、16:00~17:30)、『のとく番』(BS日テレ、17:30~19:00)、『吉田類の酒場放浪記』(BS-TBS、19:00~20:30)。

その後、BSフジ・BS朝日・BS日テレ・BS-TBSで『フィナーレ4局同時サイマル放送』(20:30~21:00)、BSテレ東で『フィナーレ第2部』(22:30~23:00)が放送される。

  • 小松純也プロデューサー

  • 角谷暁子アナ