中国北京にて、レノボグループの新しい取り組みやプロダクトをメディアに紹介する「2019 Lenovo Tech World and Innovation Tour」が、2019年11月15日に開催されます。それに先だって、レノボグループの米モトローラは、新作の折りたたみスマートフォン「razr v3」を発表、北京で説明会を開きました。

  • モトローラ、razr

    縦に折りたためるモトローラの「razr v3」

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    折りたたんだ状態。手のひらに収まるサイズでポケットにも手軽に入ります

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    説明会の会場は、北京郊外にあるレノボ本社

razr v3は、モトローラの二つ折りフィーチャーフォンとして人気の高かった「razr」のデザインを踏襲したスマートフォンです。内側に、6.2インチ(2,142×876ドット)でアスペクト比21:9、折りたたみ可能な有機ELディスプレイ「Flex View display」を配置。本体中央部には新開発のヒンジがあり、ディスプレイに負担をかけずに折りたためるといいます。

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    フィーチャーフォンの「razr」と。デザインが似ているのがわかります

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    側面。ディスプレイ保護のため、ヒンジは2段階になっています

背面には、2.7インチの「Quick View display」を搭載(600×800ドット)。本体を折りたたむと、このディスプレイが表(おもて)面に来て、メールの着信通知や時刻といった情報を表示します。ディスプレイの開閉にボタンはなく、指で引っかけて開くスタイルです。何度か試すうちに、かつての折りたたみフィーチャーフォンのように片手で開閉できるようになりました。開閉はそれほど硬くなく、スムーズな印象です。

開いた状態では、一般的なスマートフォンと同じ感覚で使えます。ディスプレイ表面はわずかに柔らかさがあり、とくにヒンジ部分は、背面のヒンジ構造が指で感じられました。個人的にはそれほど気にならないレベル。すぐに慣れそうです。

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    広げた状態。アスペクト比21:9で広く情報を表示

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    折りたたんだときにディスプレイに負担が発生せず、さらに開いたときにたわまないよう、独自構造のヒンジを開発しています

折りたたみ時は、メインカメラが前面に位置します。この状態で本体をシェイクするとカメラが起動。Quick View displayを見ながら、メインカメラでセルフィー撮影が可能です。メインカメラは1,600万画素、レンズの明るさはF1.7となり、フロントにも500万画素でF2.0のカメラを備えています。

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    折りたたんだとき、メインカメラでセルフィーを撮れます

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    暗視モードで夜景も明るく撮影できるメインカメラ。スポットカラーモードやポートレートモードなどが使えます

本体サイズは開いた状態で幅72×高さ172×奥行き6.9mm、折りたたんだ状態は幅72×高さ94×奥行き14mm、本体の重さは205gです。

OSにはAndroid 9 Pieを採用。SoCはQualcommのSnapdragon 710、メモリは6GB、ストレージは128GBを搭載しています。バッテリーは本体の上下に分けて内蔵しており、容量は2,510mAh。コネクタはUSB Type-Cで、15WのTurboPower充電が可能です。なお、ワイヤレス充電機能は搭載していません。

2019年11月から、アメリカとヨーロッパの一部で販売を開始。アメリカでの販売価格は1,499ドル。日本市場での販売は未定とのことです。

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    背面下部は、モトローラらしいメッシュデザイン

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    本体底面にはUSB Type-C端子