ピジョンは11月14日、「チーム育児に関する調査」結果を発表。調査は10月、1才未満の子を持つ核家族の30代男女200名を対象に、同社運営の『ピジョン 育児イマLABO』によるWebアンケートにて行われた。
夫婦で互いのキャリアや、やりたいことなどを共有・尊重しあい、家事・育児の分担も行う。また、夫婦だけでは厳しいことは、家族の手助けや各種サービスもフル活用し、自分達らしい育児を行えている家庭の総称を、同社は「チーム育児」と定義している。
はじめに、家事20項目について「夫婦のどちらが主に担当していますか」と聞いたところ、家庭内での家事負担個数は、妻が平均12.07個であるのに対し、夫はわずか1.98個という結果に。この結果から、妻と夫の家事負担数の個数差が3個以内の家庭を「チーム育児」と仮定した場合、9割もの家庭が「チーム育児」ができていないことがわかった。
また、家事20項目において、夫が担当していた割合が多かったのは、「お皿洗い」(54.2%)と「子どものお風呂」(ともに54.2%)、「ネットでの買い物」(50.0%)、「家の掃除」(41.7%)だった。
次に、妻に「旦那さんに本当はお願いしたい育児」を教えてもらったところ、1位「子どもの寝かしつけ」(33.0%)、2位「掃除」(21.0%)、3位「皿洗い」(20.0%)という結果に。一方、夫が「現在はやっていないけれど今後やってあげたい育児」としては、1位「子どもの寝かしつけ」(30.0%)、2位「子どもの歯磨き」(23.0%)、3位「食事の準備 朝/夜」(21.0%)となり、いずれも1位の「子どもの寝かしつけ」に関して意見が合致していることが判明。
また、「あなたは育児に追われてしまってできなかったことがありますか?」と聞いたところ、「ある」と回答した人の割合は、「チーム育児の家庭」で33.3%、「チーム育児未実施の家庭」で58.8%という結果に。また、「平日、親子3人で過ごす時間が2時間以上取れている」家庭の割合は、「チーム育児の家庭」が54.2%、「チーム育児未実施の家庭」では30.4%となり、チーム育児の家庭の方が、育児に追われずにやりたいことができ、親子3人で過ごす時間も増えていることがわかった。
最後に、「夫婦喧嘩の原因」を尋ねたところ、妻は「育児に関する分担が不公平」(42.6%)、「配偶者の言葉に思いやりがない」「育児に対する考え方が違う」(ともに40.4%)が上位に。
一方、夫は「配偶者の言葉に思いやりがない」(47.4%)、「育児に対する考え方が違う」(33.3%)、「育児に関する分担が不公平」(24.6%)が上位となった。