女優の土屋太鳳と中山美穂が14日、東京・渋谷のNHKで行われたドラマ『Wの悲劇』(NHK BSプレミアム 23日21:00~22:29)の試写会に出席。中山は、娘役を演じた土屋について「ものすごくいい子だなって毎日感動」「本当に欲しいなこの子って思いました」と語った。

  • 土屋太鳳、中山美穂

    土屋太鳳と中山美穂

過去の名作を現代によみがえらせる“リバイバルドラマ”シリーズとして、ミステリー小説の名手・夏樹静子氏の『Wの悲劇』を新たなキャストでドラマ化。

主人公の和辻摩子役を演じた土屋は「時代を超えて実写化されてきた作品ですが、令和元年という記念すべき年にこの世界で生きることができたことは本当に光栄だなと思います」と喜び、「大先輩方がたくさんいらっしゃる現場だったので最初すごい緊張していたんですけど、楽しく、そしてすごく刺激をいただきました。その刺激が映像に刻まれていると思うので、秋の夜長に深く楽しんでいただけたらなと思います」とメッセージ。

摩子の母・淑枝を演じた中山も「本当に撮影は楽しかったです。ほかの共演者の方々の顔ぶれも個性的な方が集まっていて、全員がそろうだけでお腹いっぱいになるという顔ぶれで楽しかったです」と振り返り、「撮影中は想像ができなかった部分もあったんですけど、完成したものを見て、とても上品というか質の良い作品になったと思います。新しい形で私はとても好きだなと思いました」と納得の表情を見せた。

そして、中山は「太鳳ちゃん、本当に堂々と演じていらっしゃって母としてすごく誇らしい気持ちになりました」と土屋の演技を絶賛。土屋も「美穂さんはすごく存在感があって、オーラがあって、現場にいるだけで摩子の気持ちが出てくるというか、おこがましいですけど美穂さんのためにできないかなとか、美穂さんといろんなお話できたらいいなとか、その場にいてくださることが役作りで大きかったです」と笑顔で語った。

さらに土屋が、「最後は美穂さんが歌ってらっしゃる歌を一緒に聞きながらクランクアップすることができて、本当に素敵な歌でかわいらし透き通る声で、本当にうれしいクランクアップを迎えることができました」とうれしそうに話すと、中山は「本当に太鳳ちゃんいい子で、ものすごくいい子だなって毎日毎日感動していて、『美穂さんどんな音楽聴くんですか?』ってお話していて、私のおすすめする曲を一生懸命聴いてくれるんですよ。本当に欲しいなこの子って思いました」とべた褒めした。

本作は、和辻家別荘で開かれたパーティーで和辻摩子(土屋)が大伯父の与兵衛(大和田伸也)を刺し殺すという事件が発生し、摩子の母・淑枝(中山)が娘の正当防衛だと訴えて一族に事件の隠ぺいを頼み込み、そこで与兵衛の弟・繁(鶴見辰吾)や与兵衛の主治医間崎(吉田栄作)らが中心となって強盗殺人に見せかけた隠ぺい工作を始めるというストーリー。警察の捜査をかく乱しようと懸命になる面々の中に裏切り者が現れ、次第に疑問が浮かび上がり、驚愕の真相へとたどり着く。

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