資生堂はこのほど「男性のスキンケアと肌や眉を整える等の行為に関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は10月、20代~50代の男性439名を対象にインターネットで実施したもの。
男性のスキンケア(洗顔後に化粧水などで保湿をする)は身だしなみの一つだと思うか尋ねたところ、88.4%が「とてもそう思う」「そう思う」と答えた。その理由として「清潔感を出したい」(71.7%)という清潔感への意識に次いで「加齢によるトラブルが出ると見た目が悪くなるから」(35.9%)と、見た目を整える目的という理由も多かった。
メイクをしたことがない男性にメンズメイク(BBクリームの塗布やアイブロウで眉を整える行為)をしてみたいと思うか聞くと、86.8%が「すごく思う」「思う」「機会があったらしてみたい」と答えた。
男性がメイクをすることに関してどう思うか尋ねると、最も多い回答は「見るからにメイクしているとわかるレベルでするのには抵抗がある」(33.5%)だった。しかし、「おおいにすべき」(27.8%)と「コンプレックスが軽減でき、前向きな気持ちになるならばするべき」(21.2%)を合わせると肯定派は半数以上いることがわかった。
仕事相手(上司・後輩・同僚・取引先)の男性がぱっと見てメイクをしていると気づく行為をしている場合、どういう印象を持つか聞くと、66.2%が「とても好印象」「どちらかというと好印象」と答えた。「なんとも思わない」(16.9%)もあわせると、抵抗を感じない男性が8割以上だった。
顔の色ムラ補正や眉の補正をしていない男性に対して、実施していない理由を尋ねると、「どこで購入すれば良いかわからない」(45.5%)、「なにから始めて良いかわからない」(41.3%)、「やり方がわからない」(34.7%)との回答が上位を占めている。
メイクをしたことがあると答えた男性に、メイクで気持ちの変化はあったか尋ねたところ、61.1%が「気分が前向きになった」と答えた。次いで、「自信が持てた」(39.5%)、「立ち振る舞いが明るくなった」(37.8%)が続いている。
メイクをすることでビジネスの場で有利になると考えるか聞くと、68.6%が「あると思う」「すごくあると思う」と回答した。メイクをすることで、女性(パートナー)に好印象を与えることがあると考えるかという問いに対しては、77.7%が「あると思う」「すごくあると思う」と答えている。