VAIOは11月12日、15.6型ノートPC「VAIO S15」の新モデルを発表した。同日から予約開始し、11月22日に出荷開始する。価格はオープンで、店頭予想価格は個人向けのカスタマイズモデルが税別119,800円前後から、量販店で販売する標準仕様モデルが税別164,800円前後から。カラーはブラック、シルバーの2色。
プロセッサに高性能なIntel第9世代Core Hプロセッサを採用し、パフォーマンスにこだわった15.6型ノートPC。Hプロセッサは、一般的なノートPCで使われる低消費電力のUプロセッサと比べ高い処理能力を持ち、例えば今回搭載モデルを用意するIntel Core i5-9300Hは、Intel Core i7-8565Uと比べると約1.5倍高速だとする(CineBench R15.0.3.8を使用して比較、VAIO調べ)。
高性能プロセッサの採用により、内部の冷却機構も改善した。従来より太く厚みを持たせたヒートパイプ2本に、大きなフィンを内蔵した大型ファンを組み合わせた。このほかの特徴として、シリーズで初めて指紋認証センサー、顔認証Webカメラの両方を標準搭載している。
外観は従来のVAIO S15を踏襲。キーボードはテンキー付きのフルサイズ(19mmキーピッチ)で、本体を開くと傾斜角が付くチルトアップヒンジも従来同様備えている。インタフェースは有線LANやHDMI、D-Sub、光学ドライブ、USB Type-A / Type-Cなどをフル装備。
VAIO S15 標準モデルのラインナップ
量販店向け店頭モデルは下記の4種類。11月12日9時から受注を開始し、11月22日に発売する。価格は最小構成が税別164,800円前後、最大構成が税別260,800円前後。各モデルでプロセッサやメモリ、ストレージ容量などが異なる。
- VJS15490111B(ブラック)
- VJS15490211B(ブラック)
- VJS15490311S(シルバー)
- VJS15490411B(ブラック)
VAIO S15 標準モデルの最小構成
- CPU:Intel Core i5-9300H(2.40GHz)
- OS:Windows 10 Home 64bit
- メモリ:8GB
- ストレージ:1TB HDD×1
- グラフィックス:Intel UHD Graphics 630(CPU内蔵)
- ディスプレイ:15.6型ワイド(1,920×1,080ドット)
- 光学ドライブ:DVDスーパーマルチ
- ネットワーク:1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×1、IEEE 802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1
- インタフェース:USB 3.0×2、HDMI出力×1、D-Sub×1、USB 3.1 Type-C×1(DisplayPort 1.2、Thunderboltサポート)、SDカードスロットなど
- 指紋・顔認証センサー:搭載
- バッテリ駆動時間:約5.8時間
- 本体サイズ / 重さ:W361.4×D254.3×H22.0~26.0mm / 約2.25kg
VAIO S15 ソニーストアモデル(カスタマイズモデル)の主な構成
ソニーストアでは、CPUやメモリなどをカスタマイズ可能なVAIO S15を最小構成119,800円(税別)から用意。
- CPU:Intel Core i7-9750H / Intel Core i5-9300H
- OS:Windows 10 Home 64bit / Windows 10 Pro 64bit
- メモリ:32GB / 16GB / 8GB / 4GB
- ストレージ(SSD):1TB 第三世代ハイスピードSSD(PCIe)SSD / 512GB 第三世代ハイスピードSSD(PCIe)SSD / 256GB 第三世代ハイスピードSSD(PCIe)SSD / 256GB SSD / 128GB SSD / 1TB HDD / 500GB HDD
- ディスプレイ:15.6型ワイド(3,840×2,160ドット) / 15.6型ワイド(1,920×1,080ドット) / 15.6型ワイド(1,366×768ドット)
- 光学ドライブ:BDドライブ / DVDスーパーマルチ
- 指紋・顔認証センサー:搭載
このほか、VAIOの15インチモデルでは初めて、ハイパフォーマンスモデル「VAIO S15 | ALL BLACK EDITION」が提供される。同モデルでは、VAIO PC初となるオクタコアのIntel Core i9-9980HKや、3,840×2,160ドットの4Kディスプレイなどが搭載される。ソニーストアで取り扱い、価格はオープンで、店頭予想価格は税別301,800円前後から。