女優の奈緒と俳優の荒井敦史が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『まだ結婚できない男』(毎週火曜21:00~)に出演しての自身への影響を語った。
主人公・桑野(阿部寛)たちの事務所で働くアシスタントを演じる2人。24歳の奈緒は、結婚について「考えますね。(演じる)詩織ちゃんはまだそんなに結婚について考えていない役ですけど、ドラマや、桑野さんやまどかさんを通して、結婚についてすごく考えます」という。
その中で、「桑野さんやまどかさん(吉田羊)は、まだ結婚はしていないけど、仕事も充実して、お友達と楽しそうにしているところが素敵で、とっても希望のあるドラマだなって思います。でもどちらかの素敵な人生を並べられた時に、私はやっぱり結婚をして家族を作るっていう方を選びたいなって思いました」ときっぱり。
その理由として、「例えばなんですけど、桑野さんだってとても素敵な男性で、じゃあもし桑野さんが家庭を作ったらどんな感じなんだろう?とか。いい人と出会って結婚したら、すごく面白い家庭ができるんじゃないか?とか。いろんな想像をさせてもらえて、どんなにわずらわしくて、めんどくさくても家族になりたいなっていうのは(ドラマを見て)すごく思いました」と、持ち前の想像力で独自の結婚観を語った。
そんなドラマの見どころについては「(ドラマを)見ている方が結婚していても、していなくても、それぞれの楽しみ方もあるところ。肯定もしてくれるし、否定もされないし、自分の私生活に波紋を残してくれるドラマっていうのがすごく面白い」とアピールする。
一方、26歳の荒井は「独りは、良いこともたくさんあると思うんです。なのであえて結婚しないというのにも肯定派ですね。ただ自分は、結婚は早くできたらと思っているので、独りにならないようにしたいですけど…(笑)」と、結婚願望がある様子。
続けて、「桑野さんの偏屈さはそのままでも、少し社交性が増したと思います。ちょっとした態度から、その心の中がいろいろとわかるのが面白いです。事務所メンバーといる時の桑野さん、家族といる時の桑野さん、カフェにいる時の桑野さん…意外とこの人には心を許しているのかなという発見があり、接する人それぞれに対する温度感が見どころだと思います!」と話す。
さらに、「撮影中は阿部さんと塚本(高史)さんが中心になってくださって、自然とコミュニケーションがとれました。そのまま撮影に入っている感覚もありましたし…撮影前から事務所メンバーのあの雰囲気があった気がします」とのことだ。
きょう12日に放送される第6話は、弁護士のまどかのいとこ・矢野亮介役で磯村勇斗が登場。「阿部さんは撮影の合間に気さくに話しかけてくださり、和やかな雰囲気を作ってくださいました。お2人とも優しく亮介を迎え入れてくださって、現場を楽しむことができました。また、亮介が突然バナナを食べるシーンで、僕が悩んでいたら“自分の気持ちを大切にしていいからね”と吉田さんがアドバイスをくださって、無事バナナと向き合うことができました。短い時間ですが、阿部寛さん、吉田羊さんとご一緒させていただけたことに感謝です。第6話で登場する、矢野亮介は、桑野さんとまどか姉の関係を深める役割でもあるので、お2人の言動に注目しつつ、距離感を楽しんでいただけたらと思います」と呼びかけている。