ニューヨーク発のハンバーガーレストラン「Shake Shack (シェイクシャック)」は11月9日、日本1号店である外苑いちょう並木店で、日本の秋をテーマにしたブリコラージュチキンを1日限定で400個販売。売り上げの20%をチャリティーパートナーに寄付した。
生江史伸シェフとシェイクシャックのコラボ
「ブリコラージュチキン」は、人気ベーカリーカフェ「ブリコラージュ ブレッドアンドカンパニー」やミシュラン2つ星フレンチレストラン「レフェルヴェソンス」などを運営するシェフ、生江史伸氏をゲストとして迎えた日本上陸4周年記念のコラボ企画で、日本料理の旬をハンバーガーで表現することを目指したそうだ。
生江氏が子供のころから好きだったという水炊きの鶏肉と柚子胡椒の組み合わせからインスパイアされ、チキンフライに柚子胡椒ソースをトッピング。さらに「ブリコラージュ ブレッドアンドカンパニー」がコラボ企画のためだけに開発したビーツを練りこんだ特製バンズを使用。ほんのりとピンクに色づいたバンズと和のテイストが組み合わさった、秋の風情溢れるコラボバーガー「ブリコラージュチキン」が完成した。
ピリッとした柚子胡椒に香り立つ舞茸のハーモニー
それではさっそく、グリルした舞茸にカリっと揚げられたチキンが乗せられ、その上にネギと柚子胡椒を加えたマヨネーズベースのソースという、異色の組み合わせが目を引く「ブリコラージュチキン」を実食しよう。価格は930円(税別)。
カブっと口に入れると、まずネギや赤ワインビネガーを加えてグリルされた舞茸ミックスの香りと風味がただよう。続けてクリスピーなチキンのジューシーな旨味が広がるが、ピリッと辛い柚子胡椒によって飽きずに食べ進められる。ビーツを練りこんだバンズは軽めの味わいで、個性的な味を邪魔することなく引き立てた。ハンバーガーでありながら、日本の秋をこれほど感じられるとは思わなかった。
シェイクシャックのメニュー開発ディレクター、マーク・ロザッティ氏によると、舞茸は15年ほど前から食材として使い始めており、味はもちろんのこと、グリルするとそのプリプリした食感が面白いという。ただしアメリカでも舞茸は取れるものの、日本に比べ高価だそうだ。
「ブリコラージュチキン」売り上げの20%を寄付
シェイクシャックは、ブランドミッションとして「Stand For Something Good」(シェイクシャックに関わるあらゆる方々や企業、地域のために我々ができることを)を掲げており、レストランの枠組みに捉われずにさまざまな活動を行っている。
その一環として、今回販売した「ブリコラージュチキン」の売り上げの20%は、外苑いちょう並木店のチャリティパートナー「特定非営利活動法人 放課後NPOアフタースクール」に寄付されるという。
シェイクシャックは「生江氏との素敵なコラボ企画を通して、少しでも多くの方々に良いことがあることを願っています」とコメントしている。