iPhoneでWi-Fiを設定しようとしたところ、画面に見慣れない「マイネットワーク」という項目があり戸惑ったのですね? この項目はiOS 13で追加されたもので、「以前接続したことがあるWi-Fiアクセスポイント」であることを意味します。
iOS 13では、『設定』→「Wi-Fi」画面の構成が見直されました。画面トップにWi-Fiを有効化/無効化するスイッチ、その下に接続中のWi-Fiアクセスポイントが表示されることは従来どおりですが、操作時点の通信圏内にかつて接続したことがあるWi-Fiアクセスポイントが検出された場合、その名前(SSID)が「マイネットワーク」欄に表示されます。
「マイネットワーク」欄に表示されたWi-Fiアクセスポイントは、かつて接続したというだけでなく、そのパスワードがiPhoneに保存されていることを意味します。タップするだけで現在接続しているWi-Fiアクセスポイントと切り替えできる、文字どおり"自分のネットワーク"として使えます。隣近所のWi-Fiアクセスポイントをうっかりタップしてしまった、などという事態は大幅に少なくなるはずです。
マイネットワークに表示されているWi-Fiアクセスポイントの設定を削除すると、その下の「ネットワーク」欄に表示されている接続経験がない(iPhoneにパスワードが保存されていない)Wi-Fiアクセスポイントと同じ扱いになります。
ちなみに、接続したことがないけれど接続可能なWi-Fiアクセスポイントは「公開ネットワーク」欄に表示されます。接続経験がない、言い換えればパスワードが保存されていないWi-Fiアクセスポイントは、駅や空港など公共スペースに多く設置されており、その付近でWi-Fi設定画面を表示すれば現れることでしょう。