女優の中村ゆりと俳優の浅香航大が8日、都内の居酒屋で行われた新グルメドラマ『今夜はコの字で』(2020年1月6日より毎週月曜深夜0時、BSテレ東・BSテレ東4K)の記者会見に、原作者の加藤ジャンプ氏とともに出席した。

  • ドラマ『今夜はコの字で』の記者会見に出席した中村ゆり(右)と浅香航大

    ドラマ『今夜はコの字で』の記者会見に出席した中村ゆり(右)と浅香航大

本作は、人と人とが触れ合う舞台"コの字酒場"を囲んで、美味しい料理を食べ、美味しいお酒を飲むうちに深まる関係を描く新たなグルメドラマ。さらに4Kで制作されており、BSテレ東4Kではより高精細な映像を楽しむことができる。

役どころや見どころの紹介に加え、好きなお酒とつまみも紹介するよう求められると、酒豪であり憧れの先輩・田中恵子役を演じる中村は「お酒はもともと好きで、ビール党だったんですけど、このドラマをキッカケに日本酒に目覚めてしまって、今は家に帰って1人でチビチビ日本酒を飲むのが楽しみです」と打ち明け、「おつまみはお刺身が大好きなんですけど、ガリを醤油漬けしたものがあって、それをチビチビとつまみながら日本酒を飲むのが好きです」と渋い一面を告白。一方、後輩・吉岡としのり役を演じる浅香は、夏に撮影した本作を通じて「やっぱり1杯目のビールは特別ですね。食べることが好きなので、おつまみはなんでも好きです」と声を弾ませた。

また、2人ともに民放連ドラ初主演だそうで、中村は「単純に女優としては37歳で連ドラ初主演をさせていただけるのは夢があることだなと客観的に思いました」と吐露し、浅香とも何度か共演経験があり、スタッフ陣とも仕事の経験があったそうで「民放のドラマだと落ち着いた役が多いんですけど、今回は大雑把で豪快な女性の役で、それは気心知れたスタッフさんが、普段の私を知っているからこそのキャスティングなのかなと(笑)。飲んでいる姿を見られているからこそ、呼んでいただけた役なのかなと感じました」とコメント。同じく浅香もスタッフ陣と馴染みがあったそうで「あまり肩肘張らずに自然体で現場に入り、また現場でも自然体でいられたような気がします」と語った。

さらに、大切な飲みシーンでは本物のお酒を飲んで撮影したことを明かした中村は「美味しいお酒が鼻から抜ける感じとか、リアリティを持って表現できたんじゃないかなと思います。航大君も私もすごく美味しそうに食べて飲んでいると思うので、そこだけはリアリティを追求しました」とこだわりを明かしたが、撮影でほろ酔いになったか追求されると「初日に飛ばして飲んじゃって、途中で"あれ!? 1日撮影できないな"と思って、そこから徐々にペース配分を掴めてきました。初日は"セリフなんだっけ?"ってこともありました(笑)」と苦笑した。

恵子と吉岡の恋の展開も見どころの1つだそうで、中村は「今までのグルメドラマの中ではあまりないようなドラマチックな展開も待っていますので、ぜひ注目していただきたいです。心動かされるものになるよう、お芝居もきっちりやりました」と力を込め、浅香も「グルメドラマだと思って気を抜いていたら、意図せず気が付いたらスイッチが入って、グッと息が上がっているような場面がたくさんありました。そういった恋愛ドラマの部分も注目して楽しんでいただければと思います」とアピールした。