あす9日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『超逆境クイズバトル!!99人の壁』(19:00~21:00)に、お笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんが、スペシャルワンマッチのチャレンジャーとして参戦する。

チャレンジャーが自分の得意ジャンルのクイズで壁となる99人と対決し、全問正解すれば賞金100万円が獲得できるという同番組で、みやぞんが選んだジャンルは「花」。優しい芸風を象徴するようなテーマ設定だが、なぜ花に詳しくなったのか。「壁が全員東大生」という新企画の中で挑む収録前のみやぞんに、話を聞いてみた――。

  • ANZEN漫才のみやぞん

■花屋で6年間のアルバイト経験

――これまで、クイズ番組のご経験は?

2回ほど出て1回優勝してるんですよ。有吉(弘行)さんの『超問クイズ』(日本テレビ)なんですけど、それはモザイクがかかっているのがどんどん薄れて、これは何でしょう?というクイズだったので、感覚で答えるものなんですけど、歴史とか漢字とか地理とかは苦手ですね。「パリ」って国があると思ってるくらいですし、秋田の横に岩手があるのは分かるけど、そこから下はゴチャゴチャしてまして、東京のほうもゴチャゴチャしてまして、沖縄分かります、北海道分かります、くらいですね。

――知識を問うクイズは苦手ということですが、今回は得意ジャンルの問題に挑めます。

そうなんですよ! 知識のクイズ番組だと、みんなの足引っ張っちゃうな、なんて思うんですけど、これはちょっと頑張りたいなっていうところはありますよね。

――その得意ジャンルは「花」ということですが、一番好きな花はなんですか?

百合の花ですね。香りがすごい好きなのと、咲いていくのが目に見えて分かるんですよ。「昨日よりもこんなに咲いてる!」とか。華やかで白くて、なんか好きなんですよね。

――「百合」が名前に入ってる女性とか、気になったりしますか?

いますよね。EAST END×YURIさんとかね。

――お花屋さんで6年間アルバイトをされていたんですよね。

そうですね。「いらっしゃいませ」って言いながら、「お花どうですか?」って言うのをやってました。スーパーの前だったので、買い物に行って出てくる人に「世界で1個だけの寄せ植えを作っておきますよ」って感じで。1鉢500円とか600円、800円くらいですかね。お正月だったらハボタンを入れてちょっと縁起物の紅白にして、そういうのを作って売ったりとか、いろいろ自分で考えてやってましたね。

――売上は優秀だったのですか?

一応優秀だと思います。自分で言うのもアレなんですけど、一緒に働いてる人にも一番売ってくると言ってくれていたので。畑でみんなと一緒に作っている花なので、売れ残るのが一番つらいんですよ。あとは枯れてしまうだけですから。だから多少安くしても売りましたし、売上を達成したときは「おばちゃん、これは1個サービスで持っていってね」とか「寿命があとちょっとしかないけど、それでも良ければ」って言いながら売ってましたね。仕入れにも行ってたんですけど、目につく花だけ選ぶので、僕がトラックで帰ってくると「また華やかなの選んできたねー」ってよく言われました(笑)。ベテランの人からは「こんな花、仕入れるかなあ?」って言われたんですけど、それも結構売れたんですよ。

――今日の衣装は、そんなお花のように華やかですね!

事の発端は「人間、花のように生きたい」と。たった一度の人生なので、花みたいにパッと咲いて、ダメならパーッと散ろうって感じで、スタイリストさんに「花のような明るい感じでお願いします」ってお任せしました。

■ひまわりは「特化しない」

――『99人の壁』に挑むにあたって、お花の勉強はされたんですか?

今回に向けては特に勉強はしてないんですけど、お花の雑誌から取材を受けたり、お花に栄養をあげるハイポネックスのCMをやったり、お花関係の仕事が来るようになったので、アルバイトをしていた頃よりも逆に勉強してるかもしれないですね。売ってるときは「これは多年草だよ」とか「宿根だよ」とか「根腐れを起こしやすいから水をあげすぎないでね」とか、簡単な知識を教えてあげる感じでコミュニケーションをとっていたので。でも、今お花関係のお仕事をすると、そういえばあの花って本当にこうだったのかな…ってあらためて調べてみるようになったんです。だから、今の知識で挑んでいこうと思います。

――好きな花言葉はあったりしますか?

実は、花言葉にはあんまり興味ないんですよ。なんでかって言うと、花言葉って1個だけじゃないんですよ。いろんな人が考えるので、4つとかあるんです。だから、僕なりに考えてたりもしますね。例えば、ひまわりだったら「特化しない」。

――その心は?

前の家の近所にひまわり畑がありまして、ほとんどが太陽に向いて咲くんですけど、そこには裸の女性の銅像があって、3分の1のひまわりはそれを見てたんです。だから、ひまわりにもそれぞれ個性や感情があるんじゃないかなと思うようになって。みんな、ひまわりは太陽を見ることに特化してると思ってるんですけど、そういう意味で「特化しない」。だから、僕が何世紀か前のすごい有名な人だったら、この花言葉も採用されてる可能性はありますよね。

――そうすると、花言葉に関するクイズが出たら厳しいですね。

そうですね。種類とか珍しい花とかは得意なんですけどね。花の写真を見て「これは何?」って言われたら、一発で分かると思います!