iOSでは昔から定番の「ボイスメモ」アプリが、新たにwatchOS 6にも搭載されました。Apple Watch単体で録音することができ、録音データはペアリングされたiPhoneのボイスメモに同期されます。

Apple Watchの「ボイスメモ」を使う方法

Apple Watchのデジタルクラウンを押すと、アプリのアイコンが表示されます。ボイスメモはここに配置されています。録音ボタンをタップするだけで録音開始/停止の簡単操作。iPhoneから離れていてもApple Watch単体で録音できるので、思いついたことや忘れそうなことを音声でメモしておくのに最適です。

  • デジタルクラウンを押してホーム画面を開き、ボイスメモのアイコンをタップ→赤いボタンをタップすると録音を開始→停止ボタンをタップすると録音を終了します

  • ボタンの下に録音データが表示されます。これをタップするとApple Watch上(またはBluetoothデバイス)で再生が可能です。デジタルクラウンを回すと音量を調節、名前をタップすると音声入力で編集できます

  • 途中で文字盤に戻ったり、他のアプリを使用しても録音が継続されます。ただし、ミュージックなど音楽再生系を使用した場合は自動的に停止します

ちなみにApple Watchのマイクはなかなか優秀でなので、時計を見るくらいの位置で十二分に声を拾います。Apple Watch Series 5なら普通に歩きながらでもOK。また、多少ノイズのある場所でも人の声が聞きやすい状態で録音されます。

iPhoneやMacで録音データを使う方法

Apple Watchで録音したファイルはiCloud経由で自分のiPhone/iPad/Macにも同期されます。反対に、他のデバイスで録音したものはApple Watchに反映されません。

  • iPhoneの「ボイスメモ」を開くと、Apple Watchで録音した音声が保存されています。トリミングやカット編集も可能です

録音データの削除と同期の関係

同期された録音データをいずれかのデバイスで削除すると、全てのデバイスに反映されます。iPhoneで削除すればApple Watch上からも消え、その逆も同様です。トリミングなどの編集内容も同じように全てのデバイスに反映されます。

  • 録音したデータを削除するには、消したい録音を選択→右下の「…」→「削除」をタップします。Apple Watchで削除するとiPhone上からも無くなります

コンプリケーションからアプリを開く

ボイスメモを度々使うなら、文字盤のコンプリケーションに配置しておくと便利です。ホーム画面を開いてアプリアイコンを探すよりも手早く起動できます。

  • Watchアプリで「マイ文字盤」にある文字盤をタップ、または「文字盤ギャラリー」から選択→編集画面でお好みの位置の「コンプリケーション」に「ボイスメモ」を選択します→コンプリケーションをタップするとボイスメモが開きます

  • 文字盤にボイスメモのアイコンが表示されました。タップするとアプリが開きます。これはコンプリケーションが配置できる文字盤ならどのデザインでも使えます