11月16日よりWOWOWプライムでスタートする『連続ドラマW 引き抜き屋~ヘッドハンターの流儀~』(毎週土曜 22:00~ 全5話※第1話は無料放送)の完成披露試写会が7日、都内で行われ、松下奈緒、内田有紀、小手伸也、渡部篤郎、西浦正記監督が出席した。
『犯人に告ぐ』や『検察側の罪人』といった数々の映像化作品で注目を集める雫井脩介原作のシリーズ小説『引き抜き屋』をもとに、松下奈緒主演で本格社会派ドラマのエッセンスを散りばめた本作。ヘッドハンターとして自身も成長していく主人公の鹿子小穂を松下奈緒、先輩の敏腕女性ヘッドハンター・渡会花緒里を内田有紀、小穂が所属する会社のボス・並木剛を小手伸也、宿敵の切れ者ヘッドハンター・戸ケ里政樹を渡部篤郎がそれぞれ演じている。
同ドラマでヘッドハンターを演じるまでどういう仕事なのか知らなかったという松下は「演じていく中でこんなにも自分の足で歩いて自分で調べ、その人に興味を持って色んなことに広がりを見つける、自分自身でこんなにも変われる職業なんだということに驚きました」とヘッドハンターの魅力に引き込まれたそうで「人の人生を預かるという仕事がこんなにも大変で苦労することが多いんだなと感じたのと同時に、上手く結びついた時の達成感も素晴らしいんだろうなということを体験させていただきました」と感想を。また、サブタイトルの『ヘッドハンターの流儀』にちなみ、「自身の流儀は?」という質問に松下が「この仕事(女優業)をしていなくても自分の中で流儀として持っていたいのが、あいさつは必ずする、それだけですね。それを念頭においています」と回答すれば、内田も「私はシンプルに感謝です。これ以外ないですね。常に感謝して仕事をしています」と答えていた。
松下演じた小穂が勤める会社のボス役の小手伸也は、先月発売された週刊誌で不倫報道されて以来、この日が初めての公の場。冒頭のあいさつで「本日はお越しいただきまして誠にありがとうございます」と観客にあいさつした後、自ら「本当に申し訳ございません」と謝罪すると、渡部から「何かやったのかな? そっちの方が楽しい感じだね」と冷やかされる場面も。また、前途した松下や内田に対する同じ質問に「人としての流儀は、とにかく正直にウソはなく、本当に常々謙虚でありたいと思います」と回答すると、壇上にいたキャストや観客から笑い声が聞こえて、「なんででしょうね?」と不思議がって会場を盛り上げていた。