JR東日本、JR北海道、JR西日本、JR東日本サービスクリエーションは7日、東北・北海道新幹線と北陸新幹線の「グランクラス」において、軽食の新メニューを12月1日から提供すると発表した。
「グランクラス」では地域の魅力を感じられる軽食などを提供しており、日本料理「一凛」店主、橋本幹造氏の監修の下、3カ月ごとにメニューが変更される。12月1日からは「冬味紀行」をテーマに、2020年3月で開業5周年を迎える北陸新幹線では「蟹」や「春子」、東北・北海道新幹線では北海道の代表的な食材である「鰊」や「数の子」、東北の「鰤」など冬ならではの味覚を盛り付けることで、冬の旅情感あふれる軽食を12月から3月までの期間に提供する。
北陸新幹線下りの軽食新メニューでは、「紅ずわい蟹酢〆」「春子酢〆」「小肌酢〆」「いくら醤油漬」「酢飯」などを提供。北陸新幹線上りの軽食新メニューでは、「北陸産鰤竜田揚げ」「春子酢〆」「海老酢〆」「数の子」「酢飯」などを提供する。酢飯はいずれも石川県産奥能登「棚田米コシヒカリ」が使用される。
東北・北海道新幹線下りの軽食新メニューでは、「鰯(梅煮・オイルサーディン)」「いくら醤油漬」「数の子」「白飯」などを提供。東北・北海道新幹線上りでは、新函館北斗駅始発の列車と午前の新青森駅始発の列車において「鰊棒煮」「鰆幽庵焼」「数の子」「白飯」などを使用。午後の新青森駅始発の列車と盛岡駅始発の列車において「三陸産鰤照焼」「いくら醤油漬」「切り昆布佃煮」「牡蠣飯」などを提供する。白飯と牡蠣飯には宮城県産「だて正夢」が使用される。
12月から3月までの期間に提供する茶菓子の新メニューとして、「加賀棒ほうじ茶のパウンドケーキ」を提供することも発表された。「ホテルメトロポリタンエドモント」総料理長兼「TRAIN SUITE 四季島」料理監修の岩崎均氏が監修。お茶の茎を焙じた「加賀棒ほうじ茶」の甘く香ばしい香りを生かし、すっきりときれのある甘さと心地よい苦みのパウンドケーキに仕上げた。
なお、軽食・茶菓子の新メニューは東北・北海道新幹線、北陸新幹線の「グランクラス」アテンダントが乗車する列車を対象としており、アテンダントの車内サービスがない列車では、軽食やドリンク類は提供されない。