ライカカメラジャパンは11月7日、Lマウントを採用したフルサイズミラーレスカメラ「ライカ SL2」を発表した。2015年11月に発売した「ライカ SL」の後継モデル。フルサイズCMOSセンサーを4700万画素の高画素版に置き換えたほか、ボディ内手ぶれ補正機構を新たに搭載した。EVFは576万ドットの高精細タイプにした。本体デザインを変更して質感を高めたほか、防塵防滴構造とした。パナソニックやシグマからもLマウントレンズが続々と投入されていることを売りに、写真趣味層に訴求する。
希望小売価格は税別81万円で、発売は11月末の予定。
撮像素子は4700万画素のフルサイズCMOSセンサーで、感度は最高ISO50000まで対応する。ライカ SL2よりも小さなセンサーを搭載したライカ TL2やライカ CL用のTLレンズを装着した際も、2000万画素を超える写真が撮影できる。ボディ内手ぶれ補正機構は5軸補正対応で、補正効果は5.5段分相当。
画像処理エンジンは最新の「LEICA MAESTRO III」で、シャッタータイムラグを短縮した。連写速度は、メカシャッター時に10コマ/秒、電子シャッター時は20コマ/秒に高速化した。UHS-II対応のSDメモリーカードスロットを2基搭載している。
動画は、シネマ4Kモードで最大60fps、フルHDモードでは最大180fpsの撮影に対応。マイク端子やヘッドホン端子も搭載しており、アダプターなしでマイクやヘッドホンがつなげるようになった。
ボディは、より快適にホールドできるようにデザインを変更したほか、背面は液晶パネルの左側に3つのボタンだけを配置するシンプルなレイアウトとした。背面液晶は3.2型(210万ドット)で、タッチ操作に対応する。外装は、アルミニウムおよびマグネシウムのフルメタル製。
本体サイズはW146×H107×D42mm、重さは約835g(バッテリー含まず)。