N1は12月3日、関東最大級のサウナ施設を有する温浴施設複合型ホテル「かるまる 池袋」を、東京都豊島区池袋にてグランドオープンする。なお、同館は男性専用施設となる。

  • ダイナミックな岩サウナ

同施設のコンセプトは、大自然の魅力と、都会のメリットを融合させた「人間回帰」。施設名の「かるまる」は、大自然を感じられるお風呂に「つかる」と、快適で機能が充実したホテルに「とまる」といった2大サービスを象徴しているという。

温浴全体の監修は、斬新なアイデアで数々の温浴施設の監修を担当してきた佐藤満氏が務める。サウナ・水風呂・飲食の監修プロデュースは、これまで数々の温浴施設のコンサルティングを行い、サウナ王とも呼ばれる温浴施設経営コンサルタントの太田広氏が担当。 サウナ初心者からヘビーユーザーまで満足できる要素を盛り込んだ次世代型の温浴施設を目指したという。

同施設には、4種類のサウナと4種類の水風呂を完備している。「岩サウナ」は、銘石「庵治石」を使用したサウナ。庵治石はたっぷりと熱を放出するため、体の芯から温まり心地よい汗をかくことができるとのこと。

「ケロサウナ」は、樹齢200年以上の欧州赤松が立ち枯れた稀少な木材「ケロ」で作ったサウナ。通常、フィンランドではこのケロ材を使って丸太小屋のサウナを作るという。香りと熱気を味わうフィンランド式の入浴法「ロウリュ」も楽しめるとのこと。

  • モダンなデザインのケロサウナ

「蒸サウナ」は、江戸時代に大垣藩の藩医・江馬蘭斎が考案したという日本古来のサウナ。同施設では、その伝統を守る田辺温熱保養所の蒸気風呂を再現している。15~16種類もの貴重な薬草を煮立てた蒸気が、体を芯から温めるという。

「薪サウナ」は、薪ストーブを使用する本場フィンランドの伝統的な薪サウナ。大都市圏の中で薪サウナを楽しめる施設は珍しいとのこと。

水風呂は、幅広い好みに合わせて4つの水温から選ぶことができる。

「サンダートルネード」は、10度未満という超低温水と、かき回されているかのようなジェット水流が刺激的な水風呂。「やすらぎ」は、心と体がリラックスする約25度の快適な水風呂。水風呂が苦手な人でも入りやすいという。

「昇天(ジェット風呂)」は、約33度の水にのんびりとリラックスしながら浸かる水風呂。「サウナ⇒水風呂⇒休憩」のサイクルの「休憩」としても使え、クールダウンに適しているとのこと。

「アクリルアヴァント」は、氷湖に開けた穴のようなアクリルでできた水風呂。アヴァントとはフィンランド語で氷湖で泳ぐために開けた穴のことを指すという。氷の穴に入るような不思議な感覚を味わうことができるとのこと。

  • 4つの水温から選べる水風呂と炭酸泉

風呂は5種類を用意する。「炭酸泉」は、ヨーロッパで昔から温浴療法として広く活用されてきた風呂。同施設では、炭酸ガスを人口的に溶解させ、療養泉クラスの高濃度を実現しているという。

「電気風呂」は、マッサージ機と同じように「押す・揉む・叩く」という3つの刺激が同時に楽しめる。「岩風呂(不感の湯)」は、北木石を使用した、心臓に負担をかけにくい不感温度帯の岩風呂。湯温は、ヨーロッパでは主流の「不感温度帯」と呼ばれる「ぬる湯」を採用している。

「マス風呂」は、ヒノキ科の高級木材『青森ヒバ』を使用したマス型風呂。黒い花崗岩で造られた「露天ジャグジー」も備えている。

  • 露天ジャグジー

宿泊施設は、「ホテルタイプ」と「カプセルタイプ」の2タイプで全4種類。ホテルタイプの客室にはTEMPUR社製のリクライニングベッドを採用した。室内にシャワーとトイレを設置した「ラグジュアリーシングルルーム」(8,980円~)と、シャワーとトイレなしの「コンパクトシングルルーム」(6,980円~)の2タイプを備える。

カプセルタイプのマットレスも、TEMPUR社製を採用している。カプセル個室内は空調の調整が可能。一般的なタイプの「VIP」(4,980円~)と、43インチの大型モニターを設置した「VIPシアター」(5,980円~)の2タイプを用意する。

施設内には、サウナ飯から本格和食まで楽しめる食事処や、1万冊の漫画・雑誌などを用意した休憩スペース、コワーキングスペースも完備する。

また、各種ボディケアやあかすり&ボディトリートメント、ヘッドスパ、タイ古式といったメニューも用意する。

施設利用料金は、会員2,480円、一般2,980円。60分コース1,480円。深夜料金1,980円(午前0時~5時に入館・滞在)。