スタイルアクトは11月5日、「マンション購入検討者の定例意識調査」の結果を発表。調査は10月18日~22日、同社不動産サイト「住まいサーフィン」の会員のうち、直近3か月間に新築マンションの販売センターに行った人を対象にWebで行われ、254サンプルを回収した。
同調査は、マンション購入検討者の心理を四半期単位で時系列に比較するもので、2008年4月の第1回から、今回で47回目。
はじめに、購入したい物件数を聞いたところ、「0件」の割合が前回比11.5pt増の52.8%と、再び半数を上回った。一方、「1件」(31.1%)と回答した人の割合は前回比9.5pt減少し、購入意欲が低下していることがわかった。
マンションが「買い時かどうか」を聞くと、41.0%が「買い時ではない」(「買い時ではない」13.8%+「あまり買い時ではない」27.2%)と回答。「買い時」と回答した人は17.3%(「買い時」3.1%+「やや買い時」14.2%)と過去最低水準となり、「買い時」と「買い時ではない」の差は-23.6ptとなった。
また、一年後の価格がどうなっていると思うかを尋ねたところ、「上がる」の計は26.6%に留まり、「下がる」計が22.4%と増加傾向に。オリンピックまで1年を切り、一年後価格の下落を予想する割合も増加していることから、消費者は天井を打ったのではないかと考えていることが伺い知れる結果となった。