日本テレビ系「日曜ドラマ」枠(毎週日曜22:30~)は、来年1月クールを系列の読売テレビが制作することになった。女優・清野菜名と俳優・横浜流星のW主演で、『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』が放送される。

  • 『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』でW主演する清野菜名(左)と横浜流星

15年4月に創設された「日曜ドラマ」枠は、最近では『今日から俺は!!』『3年A組―今から皆さんは、人質です―』『あなたの番です』と話題作が続いているが、読売テレビが同枠の制作を担当するのは初めて。同局の制作は、現時点でこの1月クールだけ決まっており、現在『チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~』(毎週木曜23:59~)が放送中の「木曜ドラマF」枠も並行して制作する。

また、同局がプライムタイムの連続ドラマを制作するのは、藤井隆主演の『乱歩R』(月曜22時台、04年1月クール)以来16年ぶり。同局の岡本浩一チーフプロデューサーは「これまで蓄積した制作力を高めて出していきたい。非常に話題性の高い枠なので、めちゃくちゃ気合が入っています」「面白いもの、尖ったものがでいる枠だと考えていますので、我々も勝負していきたい」と意気込みを語る。

『シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。』は、驚異的な身体能力を持つ謎の女・ミスパンダ(清野)と、彼女を操る男・飼育員さん(横浜)が、「Mr.ノーコンプライアンス」からの依頼を受け、世の中のグレーな事件にシロクロつけるというストーリー。警察やマスコミが触れない“隠れた真相”を大胆に暴いていく。

「木曜ドラマF」枠で『ブラックリベンジ』『ブラックスキャンダル』などを手掛けてきた福田浩之プロデューサーは「これまで黒いドロドロするドラマを作ってきましたが、日曜日は、子供や若い世代にも幅広い世代に面白がってもらうという意味で、そしてかわいらしいものが世の中を斬るというところの振り幅で“パンダ”にしました」と狙いを話している。