JTは2019年11月1日より、低温加熱型のたばこ用デバイス「プルーム・テック・プラス」専用リフィルにおいて、新たに4銘柄を全国のコンビニエンスストアおよびたばこ販売店などで販売を開始した。これを記念し、東京・渋谷のプルームショップにて発表会が行われ、新商品を体験できたので、気になる吸い応えなどをリポートしたい。
待望"フレーバー"ラインの2商品
新たに発売された4銘柄は、大きく2つの新ラインに分けられる。ひとつは、プルーム・テック・プラスにおいて初となる"フレーバー"ライン。「メビウス」ファンには馴染み深い芳醇なフルーツフレーバーが、ついにプルーム・テック・プラスでも楽しめるようになった。発売されたのは、「メビウス・パープル・ミント」と「メビウス・レッド・ミント」の2銘柄。吸ってみた感想は以下の通り。
「メビウス・パープル・ミント」
愛煙家にファンが多い"ベリーフレーバー"のプルーム・テック・プラス専用リフィルがこちら。甘酸っぱく爽やかなベリーの味わいが、これまた爽やかなメンソールとともに堪能できるフレーバー。鼻孔をくすぐる芳醇な香りも魅力といえるだろう。4つの中で、個人的にはもっとも好み。
「メビウス・パープル・ミント」
"レッド"という名称から想像できる通り、こちらはアップルのフレーバーとなっている。吸ってみた印象は、ベリーよりも味&香りともに甘さが強めということ。それでいて、爽快なメンソールもきいているので、まるでスパークリングワインのようなフレーバーであると感じられた。
吸い応え満点"メビウス・ゴールド"ラインの2商品
「吸い応えがもうちょっとあれば、プルームテック1本にするんだけどなぁ」というユーザーも多いのではないだろうか。そんな声に応え、紙巻きさながらの濃厚かつ深みのある味わいを追求したのが"メビウス・ゴールド"ライン。特別原料"ゴールド・リーフ"は、なんと数千種類のたばこ葉の中から厳選したもので、同社のこだわりが詰まった意欲的な新ラインとなっている。
「メビウス・ゴールド・ロースト」
厳選したたばこ葉の味わいをとことん堪能したい人におすすめなのが、このレギュラータイプ。個人的に、加熱式タバコのレギュラータイプは苦手なのだが、この商品は別格。旨味がケタ違い。まるで高級な葉巻のような上質な味わいが口の中と喉を心地よく満たしてくれる。
「メビウス・ゴールド・クリア・ミント」
特別原料"ゴールド・リーフ"を使用した、メンソールのリフィルがこれ。キレッキレのかなりシャープな爽快感を堪能できるのが特徴だ。それでいて、レギュラー譲りの濃厚なたばこの味わいも健在。紙巻きタバコのメンソールを吸っているという人も、きっと満足ゆく商品だと思う。
※価格はいずれも税込500円。
激レア! 未発表のフレーバーも吸わせてもらった
イベント会場では、新フレーバーの発売を記念して、まだ試作段階の12のフレーバーと8のたばこ葉も吸わせてもらうことができた。「え、そんなフレーバーも!?」という驚きの試作も数多くあったので、印象的だったものをいくつか紹介したい。
炭酸飲料
味のイメージがまったく湧かなかったのだが、吸ってみると昔懐かしいラムネやソーダに似た味わいだった。意外にイケる……!
黄色種
こちらはたばこの葉なのだが、味が濃厚で吸い応えがあり、実に美味だった。ぜひとも発売してほしい。
酒粕
思いっきり酒粕の味がする、なんとな不思議なフレーバーだった。酒好きの人は買いたい人も多いのではないだろうか。
かぼちゃ
目をつぶって吸っても「かぼちゃ!」と誰もが答えることができるはず。特有の甘みが口の中に広がるようなグルメなフレーバーだった。
あまりにも忠実に味わいが再現されているので、てっきり「炭酸飲料」や「かぼちゃ」などそれぞれを原料にしているのかなと思いきや、すべて多彩な香料を組み合わせて作っているそう。いずれもまだ市場には出回っていないし、もしかしたら出回らないのかもしれないが、いずれにせよ同社の高い技術力がひしひしと伝わってくる貴重な体験であった。