エアトリはこのほど、「福利厚生」に関する調査結果を発表した。調査期間は2019年9月17~20日、調査対象は10~70代の個人で、有効回答は679人。

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    会社に導入してほしいと思う海外の福利厚生TOP5

就業中の人に福利厚生を利用しているか質問すると、「はい」と答えた人は61.5%に上ったものの、2~3人に1人にあたる38.5%が「いいえ」と回答した。入社時に福利厚生を重視するかとの問いには、8割以上が「とても重視する」または「少し重視する」と回答。年代別にみると、20代の56.0%が「とても重視する」と答え、次に多かった50代の30.2%と25.8ポイントもの差が開いた。

就業中の人に現在の福利厚生に満足しているか聞くと、「とても満足している」は6.8%、「まあまあ満足している」は32.5%で、満足している人は4割未満にとどまった。業種別にみると、最も満足度が高いのは「運輸・交通・物流・倉庫」(とても満足6.3%、まあまあ満足56.3%)、最も低いのは「環境・エネルギー」(とても満足9.1%、まあまあ満足18.2%)。また「とても満足」の割合が最も多かったのは「商社」(16.0%)、「全く満足していない」が最多となったのは「サービス・レジャー」(29.3%)となった。

会社に導入してほしいと思う海外の福利厚生を尋ねると、1位は台湾の「台風休み」(台風の勢力に応じて政府が外出が危険だと判断した地域の学校や会社が休みになる:50.1%)、2位は中国の「高温手当」(屋外35度以上、もしくは屋内33度以下にならない環境で労働する場合に付与される:36.7%)、3位はフランスの「チケ・レストラン」(食事や食品購入時に実質会社が半分負担する金券を支給:35.8%)」となった。