伊賀焼土鍋「かまどさん」とコラボした炊飯器や、鍋としても使える電気ケトルなど、ひと味違う調理家電を発売しているシロカ。同社が11月16日に発売するのが、プレミアムオーブントースター「すばやき おまかせ」と、全自動コーヒーメーカー「カフェばこ」です。どちらも従来モデルをさらに進化させた製品。詳しく見ていきましょう。
プレミアムオーブントースター「すばやき おまかせ」
まずはオーブントースター「ST-2D251」から。1度に焼ける枚数は2枚、消費電力は1,400W、本体サイズは幅35cm×奥行20.1cm×高さ22.9cm。タイマーは30分、温度設定は100℃から280℃。価格は25,000円(税別)。トレー、トレー用焼き網、焼き網、トースト専用焼き網が付属します。
ST-2D251の「すばやき製法」は、高火力ですばやくパンの表面をカリッと焼き上げる点が特徴。庫内の上下に搭載したカーボンヒーターと、庫内に熱を乱反射させるディンプルによって、すばやく焼き上げつつも、パンの中心には水分を残します。常温のパンなら1枚約1分。焼きたてのトーストを試食したところ、サクっとした表面の歯ごたえとフワフワの中身、このバランスが絶妙でした。
すばやき製法は、トーストのおいしさを研究している工学院大学 山田昌治教授の「パン焼き理論」を実現したもの。シロカでは、すばやき製法の開発にあたり、庫内の反射角度などを地道に試行錯誤し、焼いては食べ、焼いては食べ……を繰り返し、理想の焼き方を研究したそうです。
これまでもシロカのトースターは、短時間でおいしいトーストが焼けるため、「時短を意識する共働き家庭はもちろん、幅広い年代のお客様にご購入いただいている」(担当者)とのこと。
新製品のST-2D251は、これまでダイヤル方式だった操作部に、ボタン機能を搭載。「トースト」「冷凍ピザ」「焼き色」などの専用ボタンを用意することで、より簡単に操作できるようになりました。
発表会では、ST-2D251を使ったレシピ提案もありました。例えば朝食として、目玉焼きとトーストを一緒に焼くセットメニュー、おつまみやランチにも良さそうなホットサンド、高火力をいかしたタンドリーチキンなど。シロカでは、一日のいろいろなシーンでST-2D251を使えるよう、レシピ開発に力を入れているそうです。
個人的に作りたくなったのは、目玉焼きとトーストのセットメニュー。卵とパンを一緒に200℃で焼くこと4分ほどで、目玉焼きとトーストが完成するというので、この時短は忙しい朝にうれしいポイントです。洗い物が少ないところもいいですね。通常、ST-2D251でトーストを焼く場合の温度は約280℃です。
全自動コーヒーメーカーにはタイマー機能を搭載
全自動コーヒーメーカーの新製品は、ガラスサーバーのSC-A351と、ステンレスサーバーのSC-A371という2タイプを用意。税別価格は順に、25,000円、27,000円です。
新製品のポイントはデザインを一新したこと。シロカのデザイン担当者は「家電というよりは道具のような佇まいを意識しました」と話します。道具感を出すために、金属をスパンと切り落としたような雰囲気に仕上げ、ボタンなどのパーツも含めて「1つの塊」としてとらえられるように、全体の配置に気を配ったそうです。
新たに搭載したタイマー機能は、数字が浮かび上がるような仕上がり。このほか、従来は本体に内蔵していた給水タンクを着脱式にして、給水しやすくしました。夜寝るときに、豆と水をセットしてタイマー機能を使えば、朝起きてすぐ淹れたてのコーヒーを楽しめますね。
本体サイズは幅162×奥行280×高さ264mm、本体重量約2.2kg。消費電力は600W、蒸らし機能は30秒、杯数は1から4杯、ミル段階は4段階。最大使用水量は0.55L。豆、粉どちらにも対応します。