グループセブジャパンは10月31日、ティファールブランドから衣類スチーマー「スチーム シュシュ」を発表しました。スチームによる衣類ケアとプレスアイロンの2Wayであることや、コンパクトさとかわいいデザインが特徴です。発売日は11月1日、メーカー希望小売価格は15,000円(税別)です。

  • スチーム シュシュ
  • スチーム シュシュ

    新製品のスチーム シュシュ。サイズは幅170×奥行き80×高さ140mm、重さ780g。女性の手で持ってもしっくりくる大きさ。水タンク容量は約70mlで、約6分の連続ケアが可能です

パワー? 使いやすさ? 選べるようになった衣類スチーマー

ティファールはさまざまな種類の衣類スチーマーを発売していますが、人気なのが「アクセススチーム」シリーズ。ダンベルのような形をしており、最上位機種の「アクセススチーム プラス」は、平均スチーム量が約20g/分で、国内の衣類スチーマーとしては断トツのパワフルさを誇っています(2019年11月時点)。プロのスタイリストでも愛用している人が多い製品です。ただ、本体の重さが約1,220gあり、毎日ちょこちょこ使いたいというニーズにはオーバースペックという声もありました。こんな声に応えたかのように登場したのが、780gと比較的軽くてコンパクト、見た目もフェミニンなスチーム シュシュです。

  • スチーム シュシュ

    ティファールの人気製品「アクセススチーム プラス ビームス デザイン(限定モデル)」(写真右)と、新モデルの「スチーム シュシュ」(写真左)。大きさの差は歴然。スチーム シュシュの重さは780gとかなり軽量に。スチーム シュシュはプレスアイロンにも対応した2Wayタイプです

スチーム量は11g/分と標準的なパワー

気になるスチーム量は平均約11g/分。国内の衣類スチーマーとしては平均的なスチーム量になります。パワフルとはいえませんが、力不足も感じません。発表会の会場では、さまざまな衣類を実際にケアする体験ができましが、衣類にスーッと当てるだけで面白いようにシワが取れました。

衣類スチーマーはハンガーに服をかけたままケアできるため、プレスアイロンよりも手軽かつ短時間でシワを伸ばせます。また、レースやドレープのある衣類、ビジューのような装飾のある衣類のシワ伸ばしが失敗しにくいのも魅力です。加えて、衣類に熱いスチームを当てることで、シワを伸ばしつつ脱臭や除菌、さらに殺ダニ効果といったメリットも。毎回は洗えないジャケットなどのニオイ対策にも便利です。

【動画】コンパクトながら、しっかりスチームが出ているのがわかります
(音声が流れます。ご注意ください)

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    温度「高」のときに手元のスチームトリガーを押すと、スチームが噴出します

【動画】ハンガーにかけたまま衣類をサッとケア。衣類を引っ張りながらスチームを当てればシワが伸びるため、写真のようなドレープやフリルのあるアイロンがけしにくい衣類も、簡単にケアできます
(音声が流れます。ご注意ください)

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    向かって左側がスチームを当てる前、右側がスチームでケアしたもの

プレスアイロンとしてもなかなか優秀

スチーム シュシュは2Wayタイプの衣類スチーマーなので、プレスアイロンとしても使えます。かけ面は、衣類のボタン間など細かい部分もプレスしやすいレモン型。前後両端がとがっている形なので、前後に動かしながらプレスしても戻りジワができにくいのが特徴です。プレス面にはセラミックコーティングが施されているので、軽い力で衣類の上を滑ります。

プレスアイロンとして利用する場合は、本体温度の設定は低・中・高の3モード。化繊の衣類なら低温、麻などは高温といったように使い分けます。高モード時はスチームを出しながらプレスすることも可能です。ただ本体がコンパクトなので、一般的なプレス専用アイロンと比べて、かけ面が小さく感じるのはしかたないところ。

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    レモン型の特徴的なかけ面は、セラミックコーティングされているので滑りがよく、軽い力でプレスできます。両端がとがっているので、ボタンまわりなどの細かなアイロンがしやすいのもメリット

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    プレスアイロンモードで右側だけアイロンをかけたところ。注目は、右側の袖だけピシッと折り目が付いていること。袖やズボンの折り目付けは、プレスができる2Wayだからこそのメリットです

ニットの仕上がりのよさはスチームならではの魅力

スチーム シュシュには、ブラシアタッチメントが付属。固めのブラシのようなアタッチメントで、衣類が不用意にプレス面にあたることを防ぎます。デリケートな素材をケアするとき、とても便利です。

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    ブラシアタッチメントを装着したスチーム シュシュ。プレス面に衣類が直接あたらなくなります

ティファールによると、ブラシアタッチメントを装着したケアに向いているのがニット。ブラシで軽く撫でるようにケアすることで、衣類表面のホコリを除去します。また、毛足の流れが整えられるほか、寝ている毛足を立てて繊維の奥にスチームを届けるので、ニット特有のふんわりとした質感を取り戻せるといいます。

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    使用前(写真左)とケア後(写真右)のニットの写真。写真のような全体に装飾のあるニットも、簡単にケアできます