寺島進主演の、テレビ東京系新金曜8時のドラマ『駐在刑事 Season2』(2020年1月スタート 毎週金曜20:00~)が放送されることが1日、明らかになった。

  • 左から寺島進、北村有起哉

同作は笹本稜平『駐在刑事』(講談社文庫)シリーズを2014年より実写化。元警視庁捜査一課の敏腕刑事だが、ある事件をきっかけに奥多摩・水根に左遷された“駐在さん”こと江波敦史(寺島進)が活躍する人気シリーズでこれまでに『水曜ミステリー9』4本、2017年10月にスペシャルドラマ、2018年10月に連続ドラマが放送された。

シーズン1では初回放送の視聴率が10.1%という、同枠歴代4位を記録し、5話連続で8%越え(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好評を博した同作。前作に引き続き、北村有起哉、笛木優子、佐藤寛太、鈴之助、市毛良枝等のレギュラーキャストも出演が決定。さらに、奥多摩署の刑事に徳井優が新たに加わった。

シリーズの世界観を踏襲し、「奥多摩・水根の人々の人情とユーモアあふれるエピソード」と「捜査一課が追うシリアスな殺人事件」を組み合わせた物語が展開するだけでなく、これまで明かされてこなかった登場人物たちの過去や因縁などが語られる。さらに、主人公の江波と捜査一課・管理官の加倉井(北村)とのバトルはこれまで以上に激しくなり、お互いの正義をぶつけあいながら、捜査に奔走。犯人を捕まえる為だけではなく、目の前にいる人々に寄り添うヒューマンサスペンスドラマとなる。

寺島進 コメント

シーズン2になるということを聞いて本当に嬉しかったです。シーズン2を、令和2年の1月から放送ということで、幸先いいスタートを切れるんじゃないかと期待しています。このドラマの魅力でもある奥多摩の自然が美しい時期から撮影をしていたので、その風景を寒い時期にテレビ画面でみていただけるというのはすごくいいんじゃないかなと思います。今回、レギュラーの方々がそれぞれ活躍する回があるのですが、皆さん個性豊かで素晴らしい俳優さんなので楽しみにしています。シーズン2だからといって、おごらず、初心に帰って、チームワーク良く、スタッフの方々、キャストの方々に感謝しつつ、今回も“日本一美しい連ドラ”にします。そして、義理・人情・正義、笑いあり涙ありで、とにかく見やすくわかりやすい1月クールにふさわしいような連ドラにしたいと思います!

そして、奥多摩も、先日の台風19号の被害を受けました。7年近く奥多摩で駐在刑事を撮らせていただいていて、美しい奥多摩の自然と人々を家族のように思っているので、大変胸が苦しくなりました。本当にお世話になっているので、奥多摩に恩返ししたいという気持ちでいっぱいです。奥多摩だけでなく、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、このドラマで少しでも癒してあげられたらと強く願っています。

北村有起哉 コメント

去年連ドラになり、そこで終わってしまう可能性もあったと思いますが、たくさんの方が観てくださって応援してくださったからこそシーズン2ができると思います。今までやってきたことが評価されたと思うので、ほっとしました。
今回のシーズン2では、水根の住人たちの人物造形がさらに深くなっています。さらに、新しいレギュラーの方が入り、新しい彩りができましたし、毎話こんなにすごい方々がゲストとして出てくれるんだと驚きました。そういった部分も楽しみにしていただけたらなと思います。これだけ同じ役を続けてやること自体が初めてなのですが、できるだけ新しい試みをしていきたいなという思いがあり、寺島さんにも「今回はさらに江波が大嫌いでいきますから」と宣言させていただきました。現場では仲良くさせてもらっていますが、いざ芝居に入ったら目つきや顔つきを変えて、手を抜かずに、思いっきり芝居をやりたいなと思います。

佐藤寛太 コメント

『駐在刑事』は自然に囲まれての撮影がほとんどなので、毎回ロケで奥多摩に行かせてもらうのがすごく楽しみでしたし、あそこでしか撮れない画があります。軽部は、愛されキャラで、「僕仕事出来ますよ感」を全面に出しているキャラクターなので、軽部の失敗や勢い余る姿をみて、笑っていただけたら嬉しいです。もちろん刑事として事件を解決するという役割もありますが、今回は、江波さんと一緒に、水根の人たちと過ごすシーンが多くて、軽部も水根の住人になりつつあるので、それが大きく変わったところだと思います。その変化も前作を観てくださっている方は楽しんでいただきたいです。
『駐在刑事』は、単純明快で、それぞれのキャラクターの個性を楽しめる作品になっています!
とにかくいろんな世代の方に観やすく仕上がっている作品だと思います。ほんわか笑ってほろりと涙する場面がいっぱい詰まっていますので、毎回毎回江波さんが繰り出す人情劇を楽しんでいただけたらと思います。

阿部真士プロデューサー コメント

シリーズとして続けられることは、プロデューサーにとって、このうえない喜びです。
シーズン1の打ち上げで出演者の方々と意見を出し合って、登場人物たちの“人となり”をもっと見せたいという結論になり、それがしっかり結実したシーズン2。今は少なくなった人情ドラマとしても、ミステリー・サスペンスドラマとしても楽しめる作りになっています。そして、今回も毎日、毎日、素晴らしい景色を求め、どこまでも車を走らせました。大自然のなかで巻き起こる犯罪に、駐在がひたむきに向き合う姿に感動すること必至です。最後に、我々が撮影でお世話になっている奥多摩も台風19号の被害を相当受けました。奥多摩に住む方々を勇気付け、少しでも笑顔を取り戻せるように1本、1本、丁寧に制作します。