ゼネラルリサーチは10月30日、20~50代の家事を分担している共働き夫婦を対象とした「家事」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査期間は2019年10月11~12日、有効回答は1,102人。
担当している家事を尋ねると、男性は、1位「ゴミ出し」(72.3%)、2位「風呂掃除」(67.5%)、3位「洗濯」(39.6%)、4位「料理」(26.2%)、5位「家計管理」(22.2%)。女性は、1位「料理」(77.1%)、2位「洗濯」(75.6%)、3位「家計管理」(59.9%)、4位「風呂掃除」(47.9%)、5位「ゴミ出し」(42.8%)となり、男性は体力が必要な家事、女性は細やかな配慮が必要な家事を主に担当している傾向がみられた。
担当している家事以外に「実はこんなこともやってる」と主張したい家事(作業)を聞くと、男性の合計回答率は44.1%(ペットの散歩、日曜大工など)、女性は55.9%(子供の世話、お金の管理など)と、いわゆる"見えない家事"は女性が担当する場合が多いことがわかった。
夫婦で行っている家事分担の割合を質問すると、男性は「3割の家事を自分が担当」(48.8%)、女性は「7割の家事を自分が担当」(46.5%)が最も多く、家事を行っている割合の認識の差はほぼないことが判明した。
家事は誰がやるべきかとの問いには、男性の76.3%、女性の71.6%が「気づいた人がやればよい」と答えたものの、「パートナー」(男性13.2%、女性2.3%)との回答は男性の方が多く、「自分」(女性11.3%、男性2.4%)は女性の方が多かった。同調査では、「家事は女性がやるべきという考えの男性が一定数存在し、女性もその意見に続く方が一定数存在する」と分析している。