京浜急行電鉄は31日、本社機能を移転した横浜・みなとみらい21地区の「京急グループ本社」1階に企業ミュージアム「京急ミュージアム」を整備し、2020年1月21日にオープンすると発表した。

  • 「京急ミュージアム」館内イメージ

「京急ミュージアム」は、「『本物』を見て、触れて、楽しむ」をコンセプトに、京急創立120周年事業の一環として整備される。京急グループの歴史のほか、現在と未来の情報を発信する企業ミュージアムを開設することで、横浜・みなとみらい地区ににぎわいを創出する。

館内には、昭和初期から活躍し、約2年をかけて修繕作業を行った歴史的車両「京急デハ230形」を展示し、車内には京急の歴史を紹介するコーナーを設けた「京急ヒストリー」のほか、沿線を忠実に再現した長さ約12mサイズの「京急ラインジオラマ」、新1000形実物運転台による実写映像の運転シミュレーター(有料コンテンツ)が設置された「鉄道シミュレーション」、工作体験ができるワークショップコーナーを設置した「マイ車両工場」など、多様な展示や体験を用意する。

  • 展示する「京急デハ230形」

  • 「京急ヒストリー」イメージ

  • 「鉄道シミュレーション」イメージ

  • 「ケイキューブ」(屋外展示)

なお、「京急ミュージアム」の中と外をつなぐ展示として、京急電鉄の電車をモチーフとしているキューブ型のイスを複数配置した「ケイキューブ」は、ミュージアムの開業に先立ち公開され、見学自由となっている。

2020年1月21日にオープンする「京急ミュージアム」の開館時間は10~17時(最終入場は16時30分)、休館日は毎週火曜(開業日除く)と年末年始および特定日。入館料は無料(一部体験コンテンツは有料)となる。