再開発が進む下北沢駅周辺エリアに11月1日、新たなスポットがオープンする。小田急線下北沢駅の1・2階に位置する、その名も「シモキタエキウエ」だ。飲食・物販などバラエティ豊かな16店舗を紹介しよう。
モーニングからちょい飲みまで、ジャンル多彩な飲食店
通勤・通学、観光、ショッピングなどで、1日11万8,000人の利用があるという下北沢駅。さまざまな客のニーズに応えられるよう、同施設における飲食店のジャンルは多彩だ。
まず紹介したいのが、2017年に取り壊しとなった「下北沢駅前食品市場」内の「ヤキトリてっちゃん」が開く焼き鳥店、「ヤキトリてっちゃん talking GORILLA」。隈研吾氏が手掛けたという個性あふれる内装も魅力の1つとなっている。
店内にはHMVとコラボしたDJブースも設置されており、今後はイベントも開催予定とのこと。下北沢カルチャーを運び込んでくれそうな新しいスタイルのヤキトリ店として注目だ。
また、クラフトドイツビールとモダンドイツ料理の専門店「SCHMATZ」(シュマッツ)の新業態、「シュマッツ・ベーカリー&ビア」では、同店として初めてモーニングメニューと20種類から選べるパンを提供する。
同店によれば、ドイツではプレッツェルやクロワッサンなどとビールを取り合わせるのはスタンダードなことだそう。朝8時から23時まで営業しているので、出勤前の朝食、休日のランチビール、仕事終わりのディナーまで、立ち寄る時間帯によってさまざまな楽しみ方ができるだろう。
加えて、すべての調理をタイ人のコックが手掛ける「タイ料理研究所」、スタッフを全て女性でそろえ立ち寄りやすさも大事にした「極上担々麺 香家」、立ち飲みスタイルで天ぷらを食べられる「立呑み天ぷらKIKU」など、バラエティに富んだラインナップとなっている。
チーズティーならぬチーズコーヒー!? 個性的なカフェも
駅周辺で最も利用頻度が高そうなカフェも、ユニークな店舗が出店している。
食べ物とコーヒーのペアリングを楽しむことができる「COFFEE STYLE UCC」では、変わり種の季節限定メニューが登場。11月・12月は、自家製のチーズフォームを重ねた新感覚コーヒー「チーズコーヒーミルク」や、ブラウニーをぜいたくにトッピングした「ブラウニーコーヒーミルク」などを提供している。
さらに、真空パックで1杯分のコーヒー粉を閉じ込めたオリジナル商品「CAFE@HOME」も販売。商品には、コーヒーと一緒に楽しめる食べ物や時間帯・シーンなどが記されており、その日の気分やおやつに合わせて選べるので、プレゼント用にいいかもしれない。
また全70席と広々としたスペースが魅力のスターバックスコーヒーでは、内装に注目。下北沢ゆかりのアーティスト・山本勇気さんが下北沢とシアトルをイメージして仕上げたというデザインが壁一面に施されており、アーティスティックな空間でやすらぎのひと時を過ごせそうだ。
気分が上がる新施設、ぜひ立ち寄ってみて
このほかにも、時計の販売と修理を行う「タイムランド」、Tシャツ専門店「グラニフ」、フラワーショップ「ルコネル」、生活雑貨やワインを販売する「SOCO thinking GORILLA」、服飾雑貨「ザ ギャザー ストア」など生活に便利な店舗がそろっている。
(1階には「セブン-イレブン(コンビニエンスストア)」、「HOKUO(ベーカリーカフェ)」、「箱根そば(スタンドそば)」)
イラストレーターの長場雄氏が描き起こしたイラストも、同施設のいたるところを彩っているので注目を。
歩いているだけでも気分が上がる「シモキタエキウエ」、ぜひ立ち寄ってみてはいかがだろうか。