NTTドコモは10月31日、携帯電話の番号でメッセージをやり取りできる「+メッセージ」の機能を拡充し、企業の公式アカウントサービスを正式提供すると発表した。
+メッセージは、NTTドコモ / KDDI / ソフトバンクのスマートフォンで利用できる公式メッセージ機能。SMSに代わるサービスとして開発され、携帯電話番号だけでメッセージや写真、スタンプ、動画などのの送受信が行える。
今回の機能拡充では、2019年4月に発表されていた企業の公式アカウントサービスが正式提供された。企業の公式アカウントは各キャリアによる審査を通過し、認証を得ていることを示す「認証済みマーク」が表示される。
ドコモでは、スマートフォンの操作やアプリの使い方に関する問い合わせを受け付ける「ドコモあんしん遠隔サポート」と、投資家の方に向けた情報を配信する「DOCOMO IR News」の2つを、ドコモの公式アカウントとして提供する。公式アカウントとのやりとりでは、画像や動画、画像とテキストを組み合わせた「リッチカード」も利用できる。
公式アカウントの利用は、「+メッセージ」アプリのアップデート、ダウンロードが必要。ドコモおよびauではWebサイトから、ソフトバンクではGoogle Playから入手できる。
合わせて、法人ユーザー向けに、携帯番号を使って個人ユーザーとメッセージをやりとりできる「メッセージコネクト」を2019年12月に提供すると発表した。同サービスでは「+メッセージ」とSMSの2つを目的に応じて選び、個人ユーザーと手軽にコミュニケーションをとれようになる。
メッセージコネクトでは今後、企業の公式アカウントとやりとりする中で、金融機関などの契約内容変更や、交通機関の電子チケットの予約・受け取り、飲食店の予約リマインド通知などの利用法を見込んでいく。