女優の吉田羊が、ディズニー映画『アナと雪の女王』の最新作『アナと雪の女王2』(11月22日公開)で、アナとエルサの母親イドゥナの日本版声優に決定した。洋画アニメーション声優初挑戦となる。
世界中で社会現象を巻き起こしたディズニー映画『アナと雪の女王』の最新作となる本作は、姉妹の絆と真実の愛を描いた前作には描かれなかった“エルサに力が与えられた秘密”を巡る物語。エルサとアナの姉妹の絆が再び試される。
吉田が吹き替えを担当するイドゥナは、今は亡きアナとエルサの母親でアレンデール王国の元王妃。前作で船の事故により命を落としてしまったと語られていたが、本作では回想シーンで登場し、ロバート・ロペス、クリステン・アンダーソン=ロペス夫妻が手掛けた幼いアナとエルサに歌う子守歌を歌うことが明らかとなっている。
先日公開された日本版本予告では、吉田が吹き込む声も披露されており、幼少期のアナとエルサを優しく包み込んだ温かみのある声で見事イドゥナ役を演じ切っている。「なぜ私だけ魔法が使えるの?」という幼いエルサの問いかけに、イドゥナは「いつか答えが分かるわ」と話しており、前作では決して明かされなかった“エルサの力の秘密”を知る重要なキャラクターとなる。
舞台や映画、ドラマなど幅広いジャンルで、様々なキャラクターを演じ分けている吉田ならば、アナとエルサの姉妹を優しく見守る母親でありながら、アレンデール王国の王妃という気品にもあふれた一面も持ち合わせている難しい役どころを演じることができ、かつイドゥナが劇中で歌うアナとエルサへの“子守歌”という難しい楽曲を歌い上げる高い歌唱力を持ち合わせているとの理由で、決定したという。
自身も「アナ雪」の大ファンであることを公言している彼女は、声優決定を聞いたときの気持ちを「オーディションの合格通知をいただいたときは、びっくりしすぎて『ウソ!?』と言ってしまいました(笑)。ディズニーの作品はまさに“夢の世界”で、まさか自分がその世界の住人になれるとは思っていなかったので、本当にうれしかったです」と歓喜のコメント。また、実際にアフレコをしてみて「声の強弱やキャラクター同士の距離感を意識して演じました。アレンデール王国の王妃という気品や気高さを意識して演じさせていただいたので、“私の声には聞こえないね”という風に言っていただけたら成功かなと思っています」とも語っている。
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