2020年度後期NHK連続テレビ小説のヒロインが女優の杉咲花に決定した。30日、東京・渋谷のNHKで制作・ヒロイン発表会見が行われ、杉咲と脚本家の八津弘幸氏、制作統括の櫻井壮一氏が出席した。
現在放送中の『スカーレット』、次作『エール』に続いて、103作目となる朝ドラ『おちょやん』は、今なお上方女優の代名詞と言える存在で“大阪のお母さん”として親しまれてきた喜劇女優・浪花千栄子をモデルにした作品。大正から昭和の戦前、戦中、戦後の大阪を舞台に、貧しい家庭に生まれたヒロイン・竹井千代が、女優の道を駆け上がっていく波乱万丈の人生を描く。
タイトルの『おちょやん』は、大阪の言葉で、茶屋や料亭などで働く“小さい女中さん”を意味。女中奉公をしていた8年間はヒロインの原点であり、その言葉の親しみやすさ、かわいらしさ、意地と誇りなどの象徴として、タイトルに決定した。