第32回東京国際映画祭の特別招待作品に選出された映画『殺さない彼と死なない彼女』の舞台挨拶が29日、東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、W主演を務める間宮祥太朗と桜井日奈子が、小林啓一監督とともに登壇した。

  • 『殺さない彼と死なない彼女』

    左から小林啓一監督、間宮祥太朗、桜井日奈子

同作は、SNS発の漫画家・世紀末の4コマ漫画を実写化。何事にも興味が持てない無気力男子高生・小坂を間宮祥太朗が演じ、心優しい死にたがりの少女・鹿野を桜井日奈子が演じた。

3人は28日に開催されたレッドカーペットイベントにも参加。間宮は「昨日のレッドカーペットも緊張していらっしゃったんですけど、この舞台挨拶も『(通訳の)英語を聞き始めて緊張してきた』とのことです」と桜井の緊張ぶりを明かし、桜井は「映画祭、初めてでして、昨日は使い物にならないくらい緊張してしまいました。間宮さんがとてもフォローしてくださって、やっと今ここに立てている状態です」と間宮のフォローに感謝した。

そして、本作について間宮は「自分と特別な誰かっていう2人の話ばかりなので、1人そういう存在がいることの尊さが伝わればいいなと思います」と語り、桜井も「どんな自分でも認めてくれる誰か1人がいてくれれば大丈夫だよ、というメッセージを含んでいます。そういう大切な人と過ごす時間は自分にとって尊くて、今の自分、そしてもっとずっと先の自分も支えてくれる大切な時間なんだなと改めて気づかせてくれる作品です」と魅力を伝えた。

また、間宮が「監督のデビュー作もそうだったんですけど、今回も桜井さんをはじめ、女性を撮るのがとてもうまくて、きれいに撮っているので、2時間満足できると思います」と女性陣の美しさをアピールすると、監督が「間宮くんも美しく撮ったつもりなので、そこも見どころです」と補足し、司会者も「確かに美しかったです」と太鼓判。間宮は「ありがとうございます!」と笑顔を見せ、会場から笑いが起こった。

  • 『殺さない彼と死なない彼女』
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