東京・池袋のサンシャイン水族館で2019年11月1日~2020年1月13日まで開催される「さかなクンと秘密のラボ」のメディア向け先行公開が10月28日に行われた。
このイベントは、画家・イラストレーターとしても活躍するさかなクンと、映画・アニメ・VRなどを手掛けるROBOTのコラボにより、サンシャイン水族館特別展会場で開催されるもの。さかなクンが細部にまでこだわって描いた16種類以上の魚のイラストが散りばめられた「体験型の展示空間」と、大パノラマの「海中探索VR」を通して楽しめる体感型エンターテインメント。
さかなクン直筆の魚たちがバーチャル世界を泳ぐ!
記者発表が行われたのは、「海中探索VR」を体験する研究室。中に入ると、黒板に大きなジンベエザメが描かれており、どんなサメなのか細かい解説が書き込まれていた。そして黒板の横にはさかなクンがいつも着ているあの白衣が! アガる! 発表会にはさかなクンご本人も登場するとのことで、海水魚マニアでさかなクンをリスペクトしている筆者はドキドキ。
まずは、サンシャイン水族館 館長の丸山克志さん、ROBOT エグゼクティブプロデューサー加藤雅章さんによる挨拶からスタート。VRを使うことで、さかなクンが描いた魚の世界にこちら側が入っていくというところが、自然の中の一部を切り取って見せている従来の水族館とは違い画期的なところだという。
そしていよいよ、さかなクンが「どうも~! ギョギョッ! みなさま、ありがとうございます。さかなクンでギョざいます」と登場。「『さかなクンとは秘密のラボ』は、私が描かせていただいた魚たちが、ギョギョッとビックリな世界で泳ぎ出して、そのワクワクな海の中をVRで……バーチャルリアリティーって言うんですかね、すみません、横文字が弱くて(笑)。VRの世界で一緒にワクワクの冒険をさせていただくという世界でギョざいます。泳いでいるお魚さんたちを見つめて輪っかを当てると、ギョギョッ! と図鑑が出て来まして、そのお魚の豆知識を知ることができます!」とVRでの見どころを紹介してくれた。
この取り組みについては「加藤さまにお会いしたのが、ギョ月(5月)ですから、ギョヶ月(5か月)でこんなすギョい世界を創っていただけるなんて本当にビックリでギョざいます」と、感激している様子。海に潜るのが大好きだという、さかなクン。「本当に海に潜ったみたいで、360度あらゆる角度から動くお魚を見られることで、こういう風に動くんだ!? ということがすギョくよくわかりました」と、新しい発見もあったようだ。さかなクンが描く魚の絵は目がリアルなのが特徴で、VRで表現される際には「ナポレオンフィッシュの目が、すギョくキラキラ輝いていたので、「この輝きをちょっと抑えてください」とお願いしてしまいました(笑)」と、こだわり抜いたことを明らかにした。
「今まで出会った思い出がいっぱいのお魚を、今回すギョい世界にしてくださったことが本当に嬉しいです。是非とも、1回だけでなく、2回3回4回、ギョ回(5回)と観ていただけますと、『ここにこんな隠れたお魚がいたんだ!?』って、発見できると思います」とアピールしたさかなクン。囲み取材では、16種類の魚の中にさかなクンのトレードマークであるハコフグは入っていないのか? との質問を受け、「描いておりません。なぜならば、ハコフグちゃんは私と一心同体、体の一部なのです。ただ、じつは岩の一部がハコフグちゃんになっているんですよ。探してみてください~! 今日はありがとうギョざいます! 」と、会見を終えた。
その後、実際にVR体験をしてみた。「ギョーグル(ゴーグル)」を装着し、いざ、さかなクンと共に海の世界へ。ひとことで言って、すギョい。アトラクション的な要素もあり、大人も子どもも一緒に楽しめること間違いなし(※7歳未満の子どもは入場不可)。是非、体験してみてほしい。
余談だが、発表会後に会場を内覧しているとテレビ取材を終えたさかなクンが、周囲にいた取材陣のもとにやってきて、「さかなクンステッカー」を配る大サービス! また、たまたま水族館に来ていたお客さんとも触れ合っていた。さかなクンをこれまで以上に好きになった取材であった。さかなクン、ありがとうギョざいました。
●information
「さかなクンと秘密のラボ in サンシャイン水族館」
サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
サンシャイン水族館 特別展会場
開催期間:2019年11月1日~2020年1月13日※会期中無休
開催時間:10~19時(最終入場は30分前)
料金:1,000円
※水族館本館ご利用の方および水族館の年間パスポートをお持ちの方は700円
※7歳未満のお客様はご入場いただけません