女優の草笛光子が、カンテレ・フジテレビ系ドラマ『まだ結婚できない男』(毎週火曜21:00~)で共演する息子役・阿部寛の印象を語った。

  • 草笛光子(左)と阿部寛=カンテレ提供

今夜の第4話では、水漏れした自宅から避難した母・育代(草笛)が主人公・桑野(阿部)の部屋に転がり込んでくる。部屋に他人を入れない主義の息子のことなどお構いなしの母親をなんとかしたい桑野は「工事をしたリフォーム会社と交渉してほしい」とまどか(吉田羊)のところに連れて行く。まどかを見るなり、独身かどうかとすかさず確認する育代にうんざり気味の桑野。その一方で、そんな親子関係をうらやましく感じるまどか。そして、もうすぐ誕生日を迎える育代にプレゼントを贈るハメになり、何を贈ればいいか分からず困惑する桑野は…。

13年ぶりに阿部と共演した草笛は、阿部の印象について「変わってらっしゃらないですね。逆に100歳まで仕事してくださいねと言われたので、私が100歳になったらあの人70歳でしょ。その時にまた親をやったら、あの人“まだまだ結婚できないじいさん”になっちゃう。想像したらおかしくて、心の中で大笑いしちゃった」と笑顔で回答。

そんな阿部演じる桑野については「あんな偏屈な男を産んじゃったから、私(育代)にも責任はあるんです。しょうがないですよ、親だから。人は変な風に取るかもしれませんし、あの子は強いですが、(信介は)やっぱりかわいい子なんです」と育代の気持ちを代弁した。

さらに、「私も素っ気ない言い方をしているけれど、この親にしてこの子あり。似た者親子だから、しょうがない(笑)。第4話はひどいことをやり合いましたね(笑)。そりゃ親だから、部屋の片付けもするでしょう。でも最後には本音をズバッと話すシーンもあります。だけどそこはとなく出さなくちゃいけないところが、このドラマの難しさでもあり、脚本のいいところ。素っ気なくしているけれど、奥底にある愛情や、許しあえる気持ち、心から愛している、かわいいと思っている気持ちを大切にしたい」と、桑野と育代の親子関係について分析していた。