俳優の濱田龍臣が、福岡放送開局50周年スペシャルドラマ『天国からのラブソング』(来年3月放送)で主演を務めることが29日、明らかになった。
今作は、視聴者からの個人的な調査依頼を解決していく福岡放送の深夜番組『発見らくちゃく!』(毎週月曜24:54~)が発掘し、ギャラクシー賞も受賞した感動の実話をドラマ化するもの。
自分が死んだ後、ひとり残される妻のために未来のラブレターを書き続け、それを部屋のあちこちに隠していた祖父・光井浩をイッセー尾形が、かたや自分の殻を破るために、音楽好きだった亡き祖父とのセッションを望む孫・光井天星を濱田が演じる。
濱田は「演じさせていただくにあたり、ギター演奏と博多弁に挑戦します! また、実話をもとにした作品なので、天星くんらしく あれるよう精いっぱい頑張りたいです。じいちゃんの残したギターと出会い、成長していく姿を丁寧に演じたいと思います」とコメント。
イッセーは「亡くなった人とは会いたくても会えない。当たり前の話ですが、そこに音楽という頼もしい助っ人がいることに気づかされました! 音楽は天国から降り注いだり、地上から舞い上がったりできるのですね! そんなことを教わりました。なんか、救われます」と語る。
そして、『発見らくちゃく!』の企画・演出も手がける藤谷拓稔監督は「依頼者として15歳の天星くんと初めて会ったあの日、本来の依頼とは全く関係のないおじいちゃんの話だけで気づけば何時間も過ぎていました。一度も会ったことのない、このおじいちゃんの存在に僕自身がどれほど励まされ、救われたことか。生きているおじいちゃんに会いたかった…。これは天国のおじいちゃんを現世に生き返らせるためのドラマです。今回、奇跡のような豪華キャストがローカルドラマに集まってくださったのもおじいちゃんを甦らせたいという同じ想いからです。心の底から『人間っていいなあ』と思える、リアルストーリーです」と胸を張っている。
なお、同ドラマはBS日テレも放送予定。放送日は調整中。