一般社団法人浅草六区エリアマネジメント協会は、国家戦略道路占用事業に認定された浅草六区ブロードウェイを活用した「浅草六区-Connect with the world-」を10月25日よりスタートした。
この新プロジェクトでは、浅草六区ブロードウェイを全面開放し、国内外とつながり、共存、還元していける持続可能な文化を発信する様々な取り組みを行っていく。10月25日・26日に開催された「桐生八木節まつり in 浅草」を皮切りに、今後、日本各地の唯一無二な文化でもある"祭り"を浅草六区に誘致していく。さらに、10月25日から毎週末「TOMODACHI STREET(トモダチストリート)」というオープンカフェを出店。国内外のコミュニケーションを活性化を図り、文化発信のプラットフォームとして活用していくそうだ。
浅草六区では、今後も国家戦略特区での規制緩和等を最大限に生かし、国や行政、民間企業や地域の関係団体と連携を行う。そして、人や文化が集い、コミュニケーションを活性化する場を作ることで、世界とつながり、文化を発信する興行街として、さらなる躍進を目指していくと表明している。
第1弾は「桐生八木節まつり in 浅草」
国際観光都市台東区に位置する浅草には、年間5,583万人の観光客が訪れている。日本観光客だけでなく、様々な国からの観光客が浅草には足を運ぶ。
そこで、観光客数の多い浅草で地方独自文化の結晶である"祭り"の披露の場を提供。外国人観光客にとっては「日本らしさ」の体験を、日本人観光客や地元の人には「まだ知らない日本」を知ってもらい、地方の観光課題の解決を目指していく。
その第1弾として、群馬県の桐生八木節まつりが10月25日・26日に浅草六区にやってきた。祭りには、本番さながらの櫓が登場。群馬県桐生市の方による演舞披露やみんなで踊りを楽しむことができる。
美味しい食事で国際交流「TOMODACHI STREET」
浅草六区周辺では来年に向けてホテルの開業や建設ラッシュが続いている。そのため、外国人観光客が観光以外に宿泊をする"場"にもなっている。
そこで夕食や社交上を含めた「ナイトライフ」の充実をはかり、美味しい食事を楽しみながら国境や言語の壁を超えた国際コミュニケーションを促す"場"を提供していくそうだ。
浅草ブロードウェイを毎週末11時から21時までの時間をオープンカフェにし、様々な食が楽しめるフードトラックを出店。そこでは、スマートフォンでの注文と支払いが可能であり、12言語対応をしたインバウンド対策とキャッシュレス対策が同時にできるサービス「Putmenu」が導入される。
昼夜を問わずに、美味しい食事を楽しみながら外国人観光客と日本人観光客、そして地元の人がコミュニケーションを取れる施策が「TOMODACHI STREET(トモダチストリート)」となっている。
また、街の美化にも力を入れていくようだ。新しい分煙の取り組みや喫煙所の案内など、環境の整備を目指していくとのこと。みんなが共存できる社会の実現に貢献しうるものとして期待の声が高まっている。「これからが本当のスタートだ」という声明と共に、新プロジェクト「浅草六区-Connect with the world-」がどのような形を見せていくのか期待だ。