アイドルグループ・A.B.C-Z(橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、五関晃一、塚田僚一)が26日、東京・日生劇場で行われた『ジャニーズ伝説2019』公演後の特別カーテンコールに登場し、初主演映画『オレたち応援屋!!』(2020年公開)の製作を発表した。
同作は、日生劇場にて2012年より毎年行われている単独公演『ABC 座』の5作目『ABC 座 2016 株式会社応援屋!! OH&YEAH!!』を原案とした作品。依頼人からの要望によって様々な事を全力で応援する、株式会社応援屋が存在する世界観はそのままに、キャラクター設定などは舞台から一新する。脚本は『おっさんずラブ』で話題の徳尾浩司、監督は映画『ホーンテッド・キャンパス』で徳尾とタッグを組んだ竹本聡志が務める。
特別カーテンコールでA.B.C-Zが登場すると、幕のかかったボードに客席は騒然。河合は「もう少しで千秋楽という時なんですけど、この発表をこのタイミングでしていいのか。発表して千秋楽を迎えることができるのか、話し合った結果、発表します」と意味深な表情で切り出す。しかし、幕が取られ「A.B.C-Z 初主演映画 『オレたち応援屋!!』2020年 ROADSHOW」という文字が現れると、客席は歓声に包まれた。
「決まった時の感想を言おう」と言い出した塚田は「『応援屋!!』が新しくなったということで、舞台を観た方も、まだ観れてない方も全員が楽しめる内容になって、観た後にすごくいい気持ちになると思います」と語り、周囲から「感想じゃないじゃん」とツッコミを受ける。河合は「『ジャニーズ伝説』が終わってすぐに撮影に入るので、良い状態で入って楽しい作品を作りたいと思います」と意気込んだ。
竹本聡志監督 コメント
マラソンランナーは沿道の声援が1番の力になると言います。応援される人には必ずどこか魅力があり応援する人はその魅力に見返りなしに応援をする。
A.B.C-Zの皆さんも同様、その人柄からたくさんの人たちに応援されて今があるのだと思います。彼らの持つ魅力、「優しさ・かわいさ・面白さ」を最大限に引き出し、皆さんの明日の活力になるような、笑い9割の作品に仕上げていきたいと思います!
徳尾浩司(脚本) コメント
A.B.C-Zのみんなと初めてお仕事をご一緒したのは、2010年の舞台『PLAYZONE2010〜ROAD TO PLAYZONE』でした。毎日稽古をしながら、ああでもない、こうでもない、と試行錯誤したことを思い出します。僕はまだ駆け出しの頃で居場所もなかったので、本番期間中もよく彼らの楽屋にお邪魔して色んな雑談の相手をしてもらいました。
みんなはひょっとしたら覚えていないかもしれません。あいつです、あの用もなく楽屋に来ていたあいつが、9年ぶりにA.B.C-Zの映画を書くことになったのです。
ご縁とは本当に不思議でありがたいものです。面白くて、キラキラしていて、それでいて大人の魅力が加わった彼らが魅せる「応援」の姿を是非、楽しみにしていてください。
中畠義之プロデューサー コメント
かねてよりA.B.C-Zのライブや舞台を拝見させていただいており、歌って踊れて、しかも必要かどうかわかりませんがお笑い的な素養も十分兼ね備えているアイドルグループだなあと思っていました。「いつか映像作品でご一緒したい」と模索していた2016年、ABC座『株式会社応援屋!!』を鑑賞。人々の夢を応援することに喜びを感じ、日本中に笑顔を届けることを生きがいとしながら、自らも成長してゆくストーリーは、A.B.C-Zにピッタリだと思い、参考にさせていただきながら映画『オレたち応援屋!!』を制作することとなりました。
必要以上に「笑い」もめちゃくちゃありますが、温かいミルクのように胸に染み込む「感動」を日本じゅうにお届けできると思います。是非完成を楽しみにしてください。