JR西日本は24日、電車の状態を自動的に把握する「車両状態監視装置」を後藤総合車両所出雲支所に導入すると発表した。
「車両状態監視装置」は、電車の屋根上とパンタグラフ、車輪の状態を測定し、記録する装置。電車が装置の設置区間を通過する際、自動的に測定を行うため、従来と比べて測定頻度が高くなり、これらに起因する不具合を未然に防止する効果があるという。
車輪を正常な状態に削る「車輪転削」もこれまで以上に状態に応じて実施できるようになることから、乗り心地を改善する効果も期待される。これまで人力で行っていた高所作業や車両床下狭小部での作業が減少し、作業の安全性向上にもつながるとしている。2020年3月中旬から使用開始する予定となっている。