シャープは10月25日、プラズマクラスターふとん乾燥機「UD-CF1」を発表しました。シャープの布団乾燥機は「きのこが胞子を遠くまで飛ばす仕組み」を応用した、丸いアタッチメントが特徴的です。
今回の新製品は、このアタッチメントを進化。パワーはそのまま、本体の大きさが4割以上もコンパクトになりました。発売日は11月7日、価格はオープン、推定市場価格は22,000円前後(税別)です。
キノコの群生を参考にコンパクト化
シャープの布団乾燥機では、ホースの先に装着する「きのこアタッチメント」に注目。これは、キノコの傘が胞子を遠くへと飛ばす仕組みを応用したもの。この形を採用することで、マットのない布団乾燥機でも、ダブルサイズの布団の端まで熱風が届くといいます。新製品のUD-CF1は、マットなしでダブルサイズの布団をあたためられるパワーはそのまま、本体サイズが約43%小さく、重さが約23%軽くなりました。
サイズが小さくなってもパワーが落ちないのは、きのこアタッチメント形状が進化したため。従来は1本の大きなキノコを模した形状のアタッチメントでしたが、UD-CF1はシメジのような群生したキノコの形状を参考にしています。「群生したキノコは、下にはえているキノコの傘も利用して胞子を飛ばす」という原理を参考にしています。
セットが簡単、軽くて移動もしやすい新型形状
コンパクトになったとともに、使いやすさも向上しました。フタとアタッチメントが一体化しているため、布団へのセットは「フタを外す」「布団に差し込む」「スイッチを入れる」と非常に簡単です。UD-CF1本体は縦にも横にも置けるので、背の高いベッドや床に敷いた和布団など、場所を選ばずセットしやすくなっています。
本体に取っ手がついたことで、持ち運びも楽になりました。また、本体が角形形状になり、本棚などの小さな隙間に収納しやすくなったのも魅力的です。
プラズマクラスター効果でダニ対策、靴や洗濯物の乾燥にも
UD-CF1には、プラズマクラスター機能も搭載されています。プラズマクラスターは、イオンの力で除菌や消臭効果をもたらす機能。布団乾燥に利用すると、布団や枕についたニオイの除臭に効果的だといいます。
ダニは50℃以上の温度を20分~30分以上キープすることで、対策が可能といわれています。ただ、熱環境でダニ本体が死んでも、ダニの死骸やフンが残ってしまいます。プラズマクラスターはアレル物質の作用を抑える効果があるので、UD-CF1は「熱でダニ対策」「アレル物質の作用を抑制」という、ダブルのダニ対策に効果的とのこと。
UD-CF1は、アタッチメントを本体から斜めに固定することで、部屋干しする衣類乾燥の補助をしたり、靴アタッチメントを装着して靴やブーツの乾燥・消臭も可能です。