グローバルウェイはこのほど、「小売業界の"ホワイト度が高い企業"ランキング」の結果を明らかにした。
同調査は2016年4月1日~2018年3月31日、「日経業界地図2018年版」(日本経済新聞出版社)の百貨店」「コンビニ」「スーパー」「地方スーパー」「ホームセンター、ディスカウントストア」「ドラッグストア」「家電量販店」に記載の企業のうち、対象期間中に企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業を対象に、「ホワイト度」評価の平均値を算出し、ランキング化したもの。
1位は「高島屋」(ホワイト度評価3.78)、2位は「三越伊勢丹ホールディングス」(同3.55)、3位は「サンエー」(同3.32)、4位は「ダイエー」(同3.27)、5位は「DCMカーマ」(同3.14)だった。
1位の高島屋は、社員のワークライフバランスを重視している。育児休職や出産休暇、配偶者分娩休暇、介護休暇、ボランティア休暇など、さまざまな休暇制度を導入。育児勤務制度は子どもが小学4年生まで利用でき、希望に応じて勤務パターンを選ぶことができる。
小売業界は忙しいというイメージがあるなか、年間労働時間の削減にも取り組んでいる。2017年度の月平均所定外労働時間は4.5時間、有給休暇の平均取得日数は10.3日。4週8休制と連休などを組み合わせ、年間休日122日を確保している。
高島屋には、「女性が管理職を目指すには、非常にいい環境。育児休暇制度も非常に充実しており、子どもを生みながら上を目指すことができる。育休後にキャリアが途切れるということもなく、課長・次長の管理職はとても多く、取締役クラスにも女性は少なくない」(店舗スタッフ関連職/20代後半女性/2013年度)という口コミが寄せられている。