フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、船戸結愛ちゃん(当時5歳)を虐待死させた父親の素顔に迫る『親になろうとして ごめんなさい ~目黒・結愛ちゃん虐待死事件~』を、27日に放送する。

  • 船戸雄大被告=フジテレビ提供

今月15日、世間から「鬼畜」「悪魔」と言われた男・船戸雄大被告(34)に判決が下った。昨年3月、東京・目黒区内のアパートで虐待の末に亡くなった船戸結愛ちゃんの継父だ。東京地裁は「結愛ちゃんの身体的苦痛、苦しみ、悲しみ、絶望感は察するに余りある」として、虐待事案では最も重い部類となる懲役13年を言い渡した。

雄大被告は公判で、「私が親になろうとしてごめんなさい」と、結愛ちゃんに対する思いを語ったが、その言葉の意味とは…。

5歳の女の子に暴力を続けた雄大被告とは一体どんな人物なのか。番組では、小学校の同級生や大学時代の親友、会社の同僚・上司、飲み仲間たちを取材すると「鬼畜」からはかけ離れた素顔が見えてきた。

  • 船戸結愛ちゃん=同

事件が起きるまで、雄大被告が東京で“兄”のように慕っていた人物のLINEに残っていたのは、結愛ちゃんと出会ってからの約2年間のやりとりだ。

「香川で今付き合っとる仔と籍を入れることが決まりました…(笑)」
「まぁ金はないですけど幸せは幸せです(* ̄▽ ̄*)」
※船戸雄大被告のLINE原文ママ

身近な人たちが語るのは「学校一バスケがうまかった」「サークルのリーダー的存在」「同期の盛り上げ役」という意外な素顔。大学時代の親友は「アイツはそんなことしない」という言葉まで飛び出した。常に輪の中心にいた男が、なぜあんな陰惨な虐待を行ったのか。

取材の中で浮かび上がって来たのは雄大被告の「他人の目を過剰なまでに気にする性質」。次第にかい離していく「現実の自分」と「理想の自分」…その焦りといら立ちが生んだ悲劇…。

そして、雄大被告が公判で語った「私が親になろうとしてごめんなさい」という言葉を、かつての友人たちは、この言葉をどう受け止めたのか。

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