主要4団体の世界チャンピオンや世界ランカーによる真の世界一を決めるトーナメント・WBSSの決勝「井上尚弥vsノニト・ドネア」が、フジテレビ系で11月7日(19:57~21:54)に生中継される。
番組では、井上尚弥選手とFUJI BOXING応援団長で芸能界屈指のボクシングファンであるビートたけしの特別対談を実施。さらに、当日ゲストには、今年7月に世界王座奪還に成功したWBA世界ミドル級王者の村田諒太選手、熱いボクシングファンである香川照之、MCには中村アンが出演することも決定した。
たけしは「精神的には井上選手の圧勝でKO勝ちがいいんだけど、4Rか5Rまで打って打たれてを見てみたい。井上選手がパンチをもらったのは見たことないし。全部避けちゃうから。ちょっと怖い気もするけど、ドネア選手の左フックが入って、倒れないまでも効いたって感じが見てみたいなと思うね。でも、井上選手は今まで順調にやって来たんだから、今までどおりの調整の仕方で試合に臨んでほしいね。今までどおりで勝てると思うし。もしそれで勝ったら新しいパンチの打ち方とか楽しませてくれよ。今で充分強いから」と期待。
香川は「強さ、パワー、スピード…今の井上尚弥に対して肯定的な側面を並べることはいとも簡単だ。しかし私が今ひたすら思うことは、昨今の流れで、彼を含めた多くの世界王者が、年に2試合しかファイトしないことが何とも残念で仕方がない。井上は知らない間に26歳になっている。その昔、井上と同じく21歳で世界を捉えた具志堅用高は、多い時は年に4試合もして25歳で初黒星、そのまま引退した。井上は果たしてどうか。今後、4階級制覇、5階級制覇と金字塔を打ち立てるかもしれない。あるいは30歳まで無敵を誇るかもしれない。彼にかけている我々の欲望には限りがないのだ。だから願わくは時間が止まってほしいと思う。今のこの状態の井上に、10試合くらいさせたいとさえ思う。しかし、時間軸と戦って最後まで勝ち続けるスポーツ選手はいまだかつていない。いつかは井上もグローブを壁につるす日が来る。そしてその時我々は『井上のピークはこの試合だったなあ』などと懐かしく振り返るのだ。そう、ノニト・ドネアとの大一番は、果たしてその試合になるのだろうか。ここ3試合、もうずっとピークの内容で相手を粉砕してきているモンスターは、今回もまた前回を超える内容のパフォーマンスを見せるのか。見せてほしい。ドネアというかつてのレジェンドを簡単に打ち砕くなら、もう拳聖(けんせい)の領域だ。想像してみる。恐らく左フックを両者は幾度となく相打つだろう。神さえもほれぼれする角度から左フックを打った者が勝者となるのだ。何度も何度もビデオを見返したくなるようなインパクトを、今回も激しく期待してしまっている。全国民が、である」と熱くコメント。
そして、中村は「ずっと心待ちにしていたWBSS決勝の舞台。初戦は衝撃の70秒KO、準決勝は2回TKOと圧倒的な強さで勝ち進んできた井上尚弥選手が決勝でどんな試合を見せてくれるのか今からとても楽しみです! 井上尚弥選手の刺激的な試合を、今回もしっかり目に焼き付けて応援したいです。そして、井上拓真選手もWBC世界バンタム級王座統一戦を制して、兄弟そろって勝利する姿を見られることを願っています」と話している。
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