プリズムスタァを目指す個性豊かな男の子たちが、女の子をもっともトキめかせる“プリズムスタァ”を目指して様々な試練や困難に立ち向かっていくストーリーを描く「KING OF PRISM」のコラボカフェ「KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-×プリンセスカフェ」が2019年11月1日(日)より東京・池袋のドラマカフェにて開催される。
「KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-×プリンセスカフェ」では、コラボメニューやコラボグッズなどファン垂涎の展開が予定されているが、その中でも注目は、鷹梁ミナト役を演じる五十嵐雅が監修するコーヒー「Shiny Seven Blends」。そこで今回は、コラボカフェのスタートに先駆け、五十嵐雅本人が行ったコーヒーテイスティングの模様を紹介しよう。
「KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-×プリンセスカフェ」にて提供される「Shiny Seven Blends」は、エーデルローズの7人(一条シン・太刀花ユキノジョウ・香賀美タイガ・十王院カケル・鷹梁ミナト・西園寺レオ・涼野ユウ)をイメージして、コーヒーを知り尽くしたコーヒーマイスターがブレンド。今回行われたテイスティングが、それぞれの最終候補となった2種類のブレンドを、メンバー全員の味の好みを知り尽くした鷹梁ミナト役を演じる五十嵐雅が最終決定を下すというものだ。
母親の影響で、子供の頃からコーヒーが大好きだという五十嵐は、テイスティング開始前から気合十分。自身の過去を振り返りながら、「コーヒーは人生の味みたいなものです」と語り、真剣な眼差しでテイスティングをスタートした。
●五十嵐雅が挑戦!「Shiny Seven Blends」テイスティング
■一条シン
【コンセプト】王道スターの「王道ブレンド」
誰にでも飲みやすく親しみやすいコーヒーらしいブレンド
テイスティングは、「一条シン」ブレンドからスタート。まずは2種類のブレンドの香りをしっかりと確認する。
今回、「一条シン」をイメージするに当たり、五十嵐が注目したのは「シャイン」の存在。何度も香り、そして味を確かめながら、酸味の強さを重視し、「シャインを含めて今のシン君だから」という理由で、マンデリンベースのブレンドを選択した。
■太刀花ユキノジョウ
【コンセプト】歌舞伎界の「プリンセスブレンド」
気品ある香り、色気、伝統も格式も理解した上での新しい味わいがあるブレンド
「この企画、最高ですね!」とテンションの上がる五十嵐が、次に挑むのは「太刀花ユキノジョウ」ブレンド。「コーヒーの香りはいろいろなイメージをふくらませてくれる」と、2種類のブレンドの香りを慎重に確かめる。
その香りに「気品」と「野性味」という2つのキーワードを感じた五十嵐は、「藤娘か連獅子か……ミナトだったらどう捉える?」と自問自答を繰り返しながら、ミナトなら仲間の本質を捉えるはずと決断。「もちろん気品も表面的なものではないが、仲間の前で泣いたり悔しがったりするユキノジョウを受け入れるのがミナトだと思う」と話し、コロンビアとモカをベースにした「野性味」の感じられるブレンドをチョイスした。
■香賀美タイガ
【コンセプト】硬派な「お祭りブレンド」
飲むと心が晴れやかにお祭り気分になりテンションが上がるブレンド
香りを確かめた五十嵐は、開口一番、「リンゴ畑が目の前に広がりますね。そして木箱」。用意された2種類のブレンドの微妙な差に、何度もテイスティングを繰り返しながら、その中に感じられる、かすかな“酸味”と“苦味”に着目する。
「タイガをまだ青い少年と捉えるなら酸味・苦味の強いブレンドになりますが、彼は成長しているはずなんです」と力説。「もっとその背中を押してあげたい」という気持ちから、酸味・苦味を少し抑えたコロンビア・マンダリンベースのブレンドに決定した。
■十王院カケル
【コンセプト】リッチな「十王院リッチブレンド」
財閥の御曹司ならではの贅沢でリッチな味わいのブレンド
同じリッチさをイメージしたブレンドでありながら、大きく風味の異なる2種類のブレンドの中に、五十嵐は、若々しさと油の乗った重厚さを見出す。
「カケルか? 一男か? どちらを重視するか」。最後までその二択に、“ここからどう翔び立つか?”と悩みながら、「十王院グループの社員食堂に出すなら?」というスタッフの問いかけに、「それなら断然」と、深みのあるマンデリン・モカベースのブレンドを選択。「このブレンドは、一男に託したい」と笑顔で決定した。
■鷹梁ミナト
【コンセプト】料理上手の「シェフ'S ブレンド」
和洋中、どんな料理の後でも、おいしく心おちつかせ食後を楽しめるブレンド
自身が演じる「鷹梁ミナト」をイメージしたブレンドということで、改めて気合を入れ直す五十嵐。「これはちょっと時間がかかりますよ」と前置きしつつ、まずはじっくりと香りを確かめる。
「スイーツ系とあわせるのか、料理とあわせるのかで全然変わってくる」とそれぞれの特徴を捉えた五十嵐は、一口目のパンチ力に着目。「お客さんも一口目で感じてくれるはず」と、太平洋の潮の香りを彷彿とさせてくれる、ロブスタとキリマンジャロをブレンドしたシンプルなブレンドをチョイスした。
■西園寺レオ
【コンセプト】甘党の「スイートブレンド」
ケーキ、スイーツなど甘いものと相性バツグン。さらにお砂糖、ミルクを入れてもおいしいブレンド
“スイーツにあわせる”というコンセプトでのブレンドだが、五十嵐は「自分らしくありたい」というセリフを重視して、テイスティングを進める。
しかし、「レオの自分らしさ」を重視すると、かえってスイーツにあわせにくくなるという二律背反に、「何でこんな究極な2択をくれるんだ……」と頭を抱える五十嵐。そんな中、「レオの自分らしくありたいというのは、決して自己主張することではない」という気付きから、すべてを受け入れてくれる深みのあるブラジル・マンデリンベースのブレンドに決断を下した。
■涼野ユウ
【コンセプト】クールなのに、ツンデレ「ゼウスブレンド」
香りと味のギャップ、飲んでわかる不思議なおいしさを持つブレンド
7種類のテイスティングもついにラストということで、入念にコーヒーの味と香りを確かめる五十嵐だが、コンセプトにはあっているものの、何か物足りなさを感じはじめる。
「2つとも優秀なんだけど、優秀すぎる」。整い過ぎたブレンドが却って決め手を欠いてしまっている現実に、「涼野はサラブレッドだし、天才なんだけど、それだけじゃない……」と、最後にきて、最大の壁を感じて、思わず腕組みをしてしまう。
そして、改めて「涼野ユウ」というキャラクターに思いを馳せ、“優しさ”、“寂しがり屋”というベクトルから、マンデリンベースのブレンドに軍配を上げた。
1時間以上の時間をかけて、7種類のテイスティングに挑み、「改めてキャラクターたちのことを考える時間になり、とても面白かったです」と語った五十嵐。「今まで知っているつもりになっている自分がいました」と正直な気持ちを吐露し、「キャラクターに対する理解が深まったのと同時に、もっともっと知りたいという気持ちが強くなりました」と笑顔を見せた。
微妙なブレンドの違いから、キャラクターの持つ二面性のどちらを重視するかが一番難しかったという五十嵐。「表面的な特徴はもちろん無視できませんが、それに対して、ミナトはどのように見ているのか、そして、本当はこういう人であってほしいという希望。そういった複雑な構造からひとつを導き出すというのは本当に難しかったですし、本当に楽しい、すばらしい機会をいただけたと思います」と語り、「いつか、ファンの皆さんと一緒に、テイスティングを通してキャラクターについて直接お話できる機会があると良いなと思いました」と今後の展開にも意欲を見せた。
五十嵐雅本人によるテイスティングで実現した「Shiny Seven Blends」。ぜひ、コラボカフェ「KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-×プリンセスカフェ」に赴き、実際に味わってみてほしい。
コラボカフェ「KING OF PRISM-Shiny Seven Stars-×プリンセスカフェ」は、2019年11月1日(金)~11月30日(土)の期間、東京・池袋のドラマカフェにて開催。11月16日(土)からは大阪、11月23日(土)からは福岡でも開催される。各詳細は特設サイトにて。なお、カフェの予約受付は、予約サイトにて、10月25日18:00よりスタート予定となっている。
なお、2020年1月10日(金)からは、劇場版最新作となる『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』が全国31館にて公開される。本作では、シリーズ最大のみどころでもあるプリズムショーからベスト10に選ばれたショーを上映。さらに、ベスト10に加えて、一条シンの新作3DCGプリズムショーも上映される。劇場版最新作の詳細は公式サイトをチェックしてほしい。
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