JR西日本は24日、ホーム柵を新たに5駅10のりばに設置すると発表した。山陽新幹線広島駅11・14番のりば、JR京都線京都駅2・5番のりば、JR神戸線神戸駅2・5番のりば、JR神戸線西明石駅5・6番のりば、大阪環状線鶴橋駅1・2番のりばに設置される。

  • 新幹線可動式ホーム柵の設置イメージ(写真は新神戸駅のもの)

同社は駅ホームにおける安全性向上を重要な経営課題ととらえ、ハード・ソフト両面からさまざまな取組みを進め、その核となるハード対策として、ホーム柵の整備を進めている。国の指針として、乗降人員10万人以上の駅への優先的なホーム柵の整備が示され、これに加えて同社では、転落・接触の多い駅や、すべての「のぞみ」が停車する新幹線駅など、35駅・約90のりばで整備もしくは整備に着手する計画としている。

山陽新幹線広島駅11・14番のりばには高さ約1.35m、最大開口(開閉ストローク)約5.7m、柵延長(1のりばあたり)約400mの新幹線可動式ホーム柵を設置。11番のりば(博多方面)は2020年度、14番のりば(東京方面)は2021年度の使用開始を予定している。

JR京都線京都駅2・5番のりばには高さ約1.3m、最大開口約13m、柵延長(1のりばあたり)約240mの昇降式ホーム柵を設置し、使用開始時期は2021年度の予定。JR神戸線神戸駅2・5番のりばには高さ約1.3m、最大開口約12.7m、柵延長(1のりばあたり)約240mの昇降式ホーム柵を設置し、使用開始時期は2020年度の予定。JR神戸線西明石駅5・6番のりばには高さ約1.3m、最大開口約13m、柵延長(1のりばあたり)約240mの昇降式ホーム柵を設置し、2021年度の使用開始時期を予定している。

  • 昇降式ホーム柵の設置イメージ(写真は高槻駅のもの)

  • 可動式ホーム柵の設置イメージ(写真は京橋駅のもの)

大阪環状線鶴橋駅1・2番のりばには高さ約1.3m、最大開口約3.6m、柵延長(1のりばあたり)約160mの可動式ホーム柵を設置。使用開始時期は2020年度を予定している。