キヤノンは10月24日、フルサイズミラーレス「EOS R」シリーズ用の大口径望遠ズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM」を11月21日に発売すると発表した。価格はオープンで、キヤノンオンラインショップでの価格は税別31万円。
RFマウント初の大口径望遠ズームレンズ。大口径マウントとショートバックフォーカスのメリットを生かし、大口径レンズをマウント側に配置して光学系をコンパクトにまとめるとともに、ズーム時に全長が変わる構造としたことで、フルサイズ対応の70-200mm/F2.8対応レンズとしては世界最小・最軽量とした。
全長は、EFマウント版の「EF70-200mm F2.8 L IS III USM」が199mmなのに対し、RFマウントのRF70-200mm F2.8 L IS USMは146mmと27%の小型化に成功。重さは、EFマウント版が1,480gなのに対し、RFマウント版は1,070gと28%軽量化した。ズーム時も全長が変わらないインナーズームを採用していたEFマウント版とは異なり、RFマウント版はズーム時に前玉が前方に繰り出すタイプとなる。
2つの超音波モーター「ナノUSM」で、収差を補正するフローティングレンズとピント合わせのフォーカスレンズを動かす「電子式フローティングフォーカス制御」をキヤノン製レンズで初めて搭載し、動画撮影時もなめらかなピント合わせができるようにした。
最短撮影距離はズーム全域で0.7m。フィルター径は77mm。レンズは防塵防滴構造となっている。