JVCケンウッドは10月23日、ケンウッドブランドのドライブレコーダー「DRV-MR745」「DRV-650」「DRV-W650」の3モデルを発表した。シングルカメラモデルは、ソニー製の高感度センサーを搭載し、夜でも明るく鮮明に撮影できるのがポイント。後方撮影対応モデルは、スモークガラスを装着しているクルマでも明るく記録できるようにした。

DRV-MR745は、前方と後方の同時録画に対応した2カメラモデル。店頭予想価格は30,000円前後(以下、税別)。11月中旬より発売する。

  • リアガラスにスモークガラスを使っていても明るい映像で撮影できる2カメラモデル「DRV-MR745」

新機能として、リアカメラに「スモーク シースルー機能」を搭載。リアガラスにスモークガラスを使っていても明るい映像で撮影できる。この機能は3段階での調整が可能。

カメラ部は、フロント / リアともに1/2.7型の約210万画素CMOSセンサーとF1.8の明るいレンズを使用。撮影解像度は1,920×1,080ドット / 27.5fpsとなる。

フロントカメラはルームミラー裏への設置を考慮したコンパクト設計で、水平約122度 / 垂直約63度 / 対角約150度の広い画角をサポートする。フロントカメラはHDR機能を搭載するので、トンネルの出入り口などの明暗差が大きいシーンでも安定した画質が得られる。リアカメラの画角は水平約100度 / 垂直約5度 / 対角約111度。

録画モードは、エンジンのオン/オフと連動して自動録画する常時録画、突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知して録画するイベント記録、ボタン押せばいつでも録画できる手動録画などを備える。別売の車載電源ケーブルを使用することで、最長24時間の駐車監視録画にも対応。駐車中の衝撃や、動体検知にも対応し、検知前後の5秒間の計10秒間の録画を行う。駐車録画終了前に衝撃などを検知すると駐車監視録画は最大1分間延長される。

ドライバーの安全に配慮した運転支援機能では、自車と前方の車との距離を検出して警告する前方衝突警告、車線のはみ出しを警告する車線逸脱警告、発進遅れを知らせる発進遅れ警告、長時間の連続運転を警告するリフレッシュ通知機能などを搭載する。運転の仕方を自動診断するエコドライブ表示機能も搭載。

ディスプレイは2.7型で、記録メディアはmicroSDHCメモリーカードを使用。32GBのメディアも付属する。測位衛星はGPS / グロナス(GLONASS)に対応。本体サイズはフロントカメラがW87.9×D34.4×H50.6mm、重さは108g、リアカメラがW44×D33×H40.4mm、重さは35g。

「DRV-650」は、前方のみの録画に対応する1カメラモデル。店頭予想価格は「DRV-650」が20,000円前後。11月下旬より発売する。

  • オーソドックスな1カメラモデル「DRV-650」

暗い場面に強い画像センサー「STARVISTM」を搭載しており、夜間の暗いシーンやトンネルの出入り口などでも鮮明な録画が可能。解像度は最大1,920×1,080ドット / 55fpsで、画角は水平約117度 / 垂直約60度 / 対角約142度。

16GBのmicroSDHCメモリーカードが付属し、本体サイズはW90.2×D37.2×H49.1mm、重さは104g。そのほかの仕様はほぼ共通。

「DRV-W650」は、DRV-650に無線LAN(Wi-Fi)機能を追加したモデル。店頭予想価格は25,000円前後。専用アプリ「DRV Link」を使用することで、撮影した動画をスマートフォンに転送可能。衝撃を検知した場合にも自動で動画(20秒間の動画ファイル)を転送できる。そのほかの仕様はvとほぼ共通。

  • DRV-650にWi-Fiを追加した「DRV-W650」