空気清浄機などを扱う生活環境家電メーカー、ウンジンコーウェイ(以下、コーウェイ)は、空気清浄機AIRMEGA(エアメガ)シリーズの新製品となる2モデルを10月31日に発売します。コンパクトタイプの「AIRMEGA MIGHTY」と、フラッグシップモデルの進化版「AIRMEGA 400S/AIRMEGA 300S」です。税別価格はMIGHTYが29,800円、AIRMEGA 400Sが66,800円、AIRMEGA 300Sが56,800円。
「空気の清浄」に特化したAIRMEGAシリーズ
現在、主要国産メーカーのプレミアム空気清浄機の多くは、フィルターによる空気清浄機能のほかに、イオンを用いる消臭機能や加湿機能といった多機能タイプが主流です。一方で海外に目を向けると、壊れにくさやメンテナンスのしやすさ、機能のわかりやすさから、フィルターによる空気清浄のみを備えた単機能タイプのプレミアムモデルも人気です。
コーウェイは、この単機能タイプにこだわった製品を発売している空気清浄機のスペシャリスト。なかでも「部屋の空気を強力に吸気する」、「高性能なフィルターで空気を清浄化する」という2つのシンプルな機能に特化しています。特にフィルター性能には力をいれており、AIMEMEGAシリーズには独自の抗菌フィルターと活性炭脱臭フィルターを一体化した「MAX2 Greenフィルター」を採用しています。
AIREMEGAシリーズは、独特のスタイリッシュなデザインと、同程度の空気清浄能力を持つ製品よりも比較的低コストであることから、韓国やアメリカで人気のあるシリーズです。日本でも2018年9月から3モデルが発売されています。今回の新製品は、日本未発売のコンパクトタイプである「AIRMEGA MIGHTY」と、すでに発売されているフラッグシップモデル「AIRMEGA 400/300」の進化モデルでIoTに対応した「AIRMEGA 400S/AIRMEGA 300S」の2モデルになります。
コンパクトタイプながら30畳に対応したパワフルな空気清浄機
まずは、コンパクトサイズのAIRMEGA MIGHTYから。AIRMEGAシリーズは、製品をコンパクトにして空気清浄能力を損ねることがないよう、家具のようにあえて見せたくなるデザインを目指しています。このため、コンパクトタイプといわれるMIGHTYも、幅427×奥行き243×高さ465mm、重さは5.6kgと、それなりの大きさがあります。ただ、薄型に見える本体デザインのため、部屋に置いても圧迫感が少ない印象です。
コーウェイは単機能タイプの空気清浄機にこだわっていると前述しましたが、実はMIGHTYのみ、空気中にマイナスイオンを吹き出す「+ヴァイタルイオン」機能を搭載しています。コーウェイによると、空気中にマイナスイオンを吹き出すことで、脱臭や除菌効果を高められるということです。
MIGHTYは、日本で販売するAIRMEGAシリーズではもっとも安い価格設定ですが、MIGHTYのみ多機能化しているのは興味深いところ。とはいえ、室内でペットを飼っている家庭など、ニオイが気になる環境にとっては嬉しい機能です。
フラッグシップモデルはとうとうIoT対応に
2019年9月から販売しているAIRMEGA 400とAIRMEGA 300は、AIRMEGA 400S・AIRMEGA 300Sになりました。基本的なスペックやフィルター性能は変わりませんが、新モデルはスマートフォンと連携しするIoT対応に進化。また、従来モデルはホワイト色のみでしたが、400Sのみメタリックシルバー色が登場しました。
IoT化により、専用アプリ「IoCare」に対応。スマートフォンを使った遠隔操作や、外出先から部屋の空気状態やフィルターの汚れ具合をチェック可能になりました。
さらに、特徴的なのが「Amazon Dash Replenishment」への対応です。空気清浄機本体が使用状況をモニタリングし、フィルターが汚れてきたと判断すると、自動でAmazonにフィルターを再注文できます。
空気清浄機はフィルターを適切に交換しないと著しく能力が落ちるため、フィルターを最適なタイミングで自動注文する機能はとても魅力的。コーウェイによれば、このAmazon Dash Replenishmentに対応した空気清浄機のフィルター自動注文は、現在のところ今回の400Sと300Sが日本で初めてだそうです。