タレントの彦摩呂が、22日に放送されたテレビ東京系トーク番組『チマタの噺』(毎週火曜24:12~25:00)にゲスト出演し、作詞家でプロデューサー・秋元康氏からの金言を明かした。
今ではグルメリポーターとしてお馴染みの彦摩呂だが、「誰も教えてくれる先輩がいなかったので自分で全部研究した」。編集を見て「どうやったらおいしく見えるか」を追求し、料理に手を添えて紹介したり、カメラが追えるように口元で2秒止めたりといったテクニックを独自に編み出していく。
そんな彦摩呂の初めての“食リポ”は、日暮里にある駄菓子屋横丁。「先輩・山田邦子さんの旅番組の生放送でお試しで使ってもらったんですよ」ときっかけを語り、「お菓子を割ってレンズの前で断面を見せて」「次からレギュラーで2年半ぐらいやらせてもらって」と振り返った。
司会の笑福亭鶴瓶から、「職業としてなかったものを確立したんやからな」と褒められると、彦摩呂は「それを秋元康さんが、ラジオで呼んでもらった時に言うてくれたんです」と思い出す。
秋元氏は彦摩呂の活躍に「まさかここに芸能界の椅子があるとは思わなかった」と驚き、「食べるのをエンタテインメントショーにしたのは彦摩呂がパイオニア」と絶賛。さらに、「止まった時計は二度合う」という言葉を残したという。
「5分進めている時計は、一度たりとも時報の本当の時間には合わない。でも、止まった時計は24時間のうちにその瞬間が2回来る。自分自身として生きていくことで時代は巡って来る」
その言葉に感謝する彦摩呂だったが、「秋元さんは何回その時計の針が合ってるんですか!」と思わずツッコミを入れてしまったという。