女優・中谷美紀主演の『ハル~総合商社の女~』(テレビ東京系、毎週月曜22:00~)が21日の放送で番組平均視聴率4.5%をマークし、10月スタートのプライムタイムの民放秋ドラマ初回視聴率が出そろった。
1位は、20.3%をマークした女優・米倉涼子主演の『ドクターX ~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系、毎週木曜21:00~)で、テレ朝木曜ドラマが4月クールの『緊急取調室』から3クール連続でトップのスタートを切った(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。
2019民放秋ドラマ初回視聴率ランキング
2年ぶりの復活となった『ドクターX』の20.3%は、今年放送された民放連続ドラマで最高の数字で、唯一の20%超。これで、テレ朝のドラマは、2017年10月クールの『ドクターX』から、9クール連続で初回トップとなっている(※17年7月クールの初回トップはフジ『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命― THE THIRD SEASON』)。
2位は、こちらも人気リーズの水谷豊主演『相棒 season18』(テレ朝系、毎週水曜21:00~)で、初回16.7%、第2話も15.4%と安定の人気を誇っている。『ドクターX』『相棒』と、いずれも“テレビ朝日開局60周年記念”の冠がつくドラマがトップ2を占める快調のスタートとなった。
3位は、フジテレビ系“月9”のディーン・フジオカ主演『シャーロック』(毎週月曜21:00~)で12.8%。これで6クール連続2ケタスタートとなったが、バレーボール中継により放送時間が繰り下がった第2話は9.3%、21日放送の第3話は9.9%と10%を割っている。
4位は、TBS“日曜劇場”の木村拓哉主演『グランメゾン東京』(毎週日曜21:00~)で12.4%。こちらは、プロ野球・日本シリーズ中継による放送時間繰り下げの影響が出ており、今後の巻き返しに注目だ。
5位は、カンテレ・フジテレビ系の阿部寛主演『まだ結婚できない男』(毎週火曜21:00~)で11.5%。13年ぶりの復活で堅調なスタートを切り、バレーボール中継で繰り下げた第2話は7.7%と落としたが、22日放送の第3話は10.0%と再び2ケタに乗せている。
続く6位は、福士蒼汰主演のTBS系『4分間のマリーゴールド』(毎週金曜22:00~)で10.3%。2ケタスタートは以上の6本で、前クールから2本減となった。
日本テレビの3枠はいずれも1ケタスタートだったが、『同期のサクラ』(毎週水曜22:00~)は初回8.1%→第2話9.5%、『俺の話は長い』(毎週土曜22:00~)は初回8.4%→第2話9.0%と数字を伸ばしており、今後の推移に期待がかかる。